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踏み間違い加速抑制システムを後付けで取り付け

車大手が販売するものとカー用品店などで販売

アクセルとブレーキの踏み間違いでスーパーやコンビニエンスストアに突っ込み、店内の人を巻き込む事故が後を絶ちません。新車の多くは、踏み間違い予防の仕組みが搭載されていますし、2021年11月からは、国産新型乗用車に搭載を義務付けが決まりました。車がガードレールに乗り上げた

早急な対応が望まれるのために、既に車を購入してしまった車種にも搭載の必要性があります。このため大手自動車メーカーが、踏み間違い加速抑制システムを、後付けできる対策商品を発売し始めています。

国土交通省が新設したサポカー補助金の認定を受けているものも大半ですので、心配な人は是非、検討してもらいたいと思います。(※ 65歳以上の方のサポカー補助金は、後付け装置なら2万円から最大4万円が交付されます。)

後付けの場合、つけられる車種や機能が限定されてきます。使用方法、作動条件、作動の介助条件なども異なります。専門の業者に十分な説明を受けた上、製品の特性を正しく理解すること、使用上の注意点も全て把握してください。

さらに、踏み間違い加速抑制システムの後付けを付けたとはいえ、過信をせずに安全運転を今まで通りに心がけることは言うまでもありません。

分類

昨年の12月に国土交通省が、後付け急発進等抑制装置の先行個別認定結果を公表しています。その際、3分類に分けられた機能が、後付け急発進等抑制装置選びの際に役立つと考えます。次の通りです。

  • 障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置
  • ペダル踏み間違い急発進等抑制装置
  • ペダル踏み間違い防止装置

障害物検知機能付きペダル踏み間違い急発進等抑制装置

障害物を検知するタイミングは、発進時と低速時というのが一般的です。障害物を検知した時、警報で知らせてくれるタイプもあります。

詳細は各メーカーのホームページで確認できますが、概略を記述しておきます。

トヨタ

機種名称は、『踏み間違い加速抑制システム』と『踏み間違い加速抑制システムII』。

『踏み間違い加速抑制システム』は、障害物への衝突軽減と後退の加速抑制を行います。次に出した 『踏み間違い加速抑制システムIII』では、低速走行時の急加速回避が加わわっています。

ダイハツ

機種名称は、『つくつく防止』。

『つくつく防止』は、約10km/h以下で走行中強くアクセルを踏んだ際、約3m先の障害物を検知しエンジンを出力抑制させます。

スズキ

機種名称は、『ふみまちがい時加速抑制システム』。

『ふみまちがい時加速抑制システム』は、発進時の障害物衝突を警報で知らせ、それでもアクセルペダルが強く踏み込まれた時は、エンジン出力の上昇を抑制させます。

マツダ

機種名称は、『ペダル踏み間違い加速抑制装置』。

『ベダル踏み間違い加速抑制装置』は、発進時の障害物衝突の危険を警報で知らせ、それでもアクセルペダルが強く踏み込まれた時は、エンジン出力の上昇を抑制させます。また、後退時もは加速を抑制させます。

スバル

機種名称は、『ペダル踏み間違い加速抑制装置』と、『ベダル踏み間違い加速抑制装置 「つくつく防止」』。

『ベダル踏み間違い加速抑制装置』は、発進時の障害物衝突の危険を警報で知らせ、それでもアクセルペダルが強く踏み込まれた時は、エンジン出力の上昇を抑制させます。また、後退時も加速を抑制させます。

「つくつく防止」の方は、上述の機能と同じですが、後退時の加速抑制機能の記載がありませんでした。

ホンダアクセス

機種名称は、『 踏み間違い加速抑制システム(08Z35-PM0)』。

『踏み間違い加速抑制システム(08Z35-PM0)』は、発進時または車速が10km/h以下で、進行方向約3m以内に障害物があると、一定上のアクセルを踏んだ時に衝突の危険を警報で知らせます。それでもアクセルペダルが強く踏み込まれた時は、エンジン出力の上昇を抑制させます。

また、後退時も発進時または車速が約5Km/hを超えた状態で、アクセルを踏み込んだ時、エンジン出力の上昇を抑制させます。

三菱自動車

機種名称は、『ペダル踏み間違い時加速抑制アシスト(MZ6078)』。

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『ペダル踏み間違い時加速抑制アシスト(MZ6078)』は、超音波センサーで前後の障害物を検知した際、社内の表示機にアラートを表示、3m以内の障害物が接近した時はランプとブザーで知らせます。それでもアクセルを強く踏み込むと、5秒間加速を抑制させます。

後退時に8Km/h以上になっても強くアクセルを踏み続けると、社内の表示機にアラート表示しランプとブザーでお知らせ、さらに加速を抑制させます。

日産自動車

機種名称は、『後付け踏み間違い加速抑制アシスト』。

『後付け踏み間違い加速抑制アシスト』は、発進時に超音波センサーが障害物を検知すると、表示機とブザーでドライバーに注意喚起します。それでも強くアクセルを踏み込むと、加速を抑制させます。

後退時では、障害物を検知していなくても、アクセルペダルを踏み過ぎると加速を抑制させます。

ペダル踏み間違い急発進等抑制装置

ペダル踏み間違い急発進な抑制装置は、上述した大手車メーカーの障害物検知機能付きの装置とは異なり、メーカーの限定は緩やかで汎用性があります。カー用品専門店のオートバックスやイエローハットで、取り付けなどを行っています。アクセルとブレーキ

一般社団法人日本自動車車体補修協会

機種名称は、『JARWA_S-DRIVE(SD0102S、SD0104S)』。SD0102Sは普通車専用タイプで、SD0104Sは軽自動車専用タイプです。

発進時8km/hまで、走行から停車時16km/hまでの範囲で、アクセルペダルを強く急に踏み込んだ際、セーフティーモードが作動し、エンジンをアイドリング状態(ワイヤー車はエンジンストップ)にします。その際、警告音がなり、システム機器が赤く点滅します。

アクセルペダルの踏み込みの強さは個人差があるために、学習機能で精度を上げてくれます。

サン自動車が取得した特許により、ほとんどの車に対応が可能です。

サン自動車工業

機種名称は、『S-DRIVE 誤発進防止システム2(SD0102S SD0104S)』。SD0102Sは普通車専用タイプで、SD0104Sは軽自動車専用タイプです。

発進時8km/hまで、走行から停車時16km/hまでの範囲で、アクセルペダルを強く急に踏み込んだ際、セーフティーモードが作動し、エンジンをアイドリング状態(ワイヤー車はエンジンストップ)にします。その際、警告音がなり、システム機器が赤く点滅します。

アクセルペダルの踏み込みの強さは個人差があるために、学習機能で精度を上げてくれます。

サン自動車が取得した特許により、ほとんどの車に対応が可能です。

データシステム

機種名称は、『ベダルの見張り番II』と『アクセル見守り隊』。

『ペダルの見張り番II』は、低速時10km/hまでに、アクセルの急な踏み込みを検知すると、強制的にアクセル信号をカットします。ブザーが鳴り、クリープ現象のままゆっくりと進みます。前進・後退のどちらでも作動します。

万が一、ブレーキとアクセルを同時に踏み込んでしまった場合は、ブレーキ信号を優先させて急発進を抑制します。

軽自動車からミニバンまで、200車種以上に対応しています。

『アクセル見守り隊』は、『ペダル見張り番II』と機能的にはまったく同じで、販売店、販売スタイルが異なるだけです。

ワールドウィング

機種名称は、『あしもと見守るくん(AMS-101)』。

『あしもと見守るくん』は、停止時、徐行時に、アクセルの急な踏み込みを検知すると、強制的にアクセル信号をカットします。ブザーが鳴り、クリープ現象のままゆっくりと進みます。前進・後退のどちらでも作動します。

万が一、ブレーキとアクセルを同時に踏み込んでしまった場合は、ブレーキ信号を優先させて急発進を抑制します。

200車種以上に対応しています。

ペダル踏み間違い防止装置

最もシンプルなペダル踏み間違い急発進等抑制装置です。

ナルセ機材

機種名称は、『ワンペダル』。

『ワンペダル』は、ブレーキとアクセルを文字通りひとつのペダルで操作します。ブレーキは通常通りの踏み込みで作動しますが、アクセルの場合はペダルの右側部のアクセルレバーを足先で横へスライドさせて作動するように設計されています。

また、アクセルを作動させている状態でも、そのままペダルを踏み込めば自動的にアクセルは解除されてブレーキだけが作動します。

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