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難聴と認知症はやっぱり関係していた、ガッテンに納得

難聴を早期に発見して補聴器を使う

2012年に加齢性難聴(老人性難聴)は、原因を知って緩やかにケアを!を書いた時は、まだ、多くの人に周知されていなかった難聴と認知症の関係が明らかになりました。この記事を書いた時は、私も推測の域を出ていませんでしたが、今回は大手を振って書けます。

何故なら、NHKのガッテンで、『今年7月、権威ある医学誌で『認知症の最大の要因』と発表されたのは、聴力だったからです。難聴になると認知症の発症率が高くなることは明らかになりましたが、その理由はまだ明確にはされていないそうです。

日常会話はまだ問題ないからと、安易に考えて放置する人は多いと聞きます。聞こえにくさを感じた時点で、耳鼻科の受診をします。難聴の早期発見が、認知症の予防になるからです。難聴のおばあちゃん

有毛細胞の機能が衰えるとはどういうことか

番組では耳の中にある蝸牛(かぎゅう)と呼ばれる、カタツムリの形をした模型が置かれていました。蝸牛のうずまきに沿って、毛に見立てた細い短冊が付けられいました。

蝸牛の役割は

ちょっと、耳で音を聞く仕組みについて簡単に書きますと、外耳と中耳と内耳の3つに分けられています。

外耳は、顔の横に張り出した耳介から鼓膜までのこと。電波を集めるパラボラアンテナのように、音を集めて耳の中に導く役割をしています。

中耳は、鼓膜とその奥の3つの骨のことを指しますが、音が骨で増幅されて内耳へ送り込まれます。

内耳は頭蓋骨のなかにあり、番組で紹介された蝸牛(かぎゅう)や三半規管などが治まっています。蝸牛は、その形状からうずまき管という通称です。うずまき管は、届けられた音を脳に送る役割があります。耳の仕組み

有毛細胞のしくみ

うずまき管の中には、有毛細胞という音を感じる細胞があり、うずまき管の入り口から奥まで敷き詰められています。その数約15,000個。

うずまきの外周から音が入り込んでいきますが、入口に近いほど有毛細胞の劣化が激しくなります。高齢になればなるほど、衰える有毛細胞が増えて、外側から機能を果たさなくなります。

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うずまき管にある有毛細胞の位置によって、分析する周波数の高さが違います。入口に近いほど、高い周波数の音を分析していますので、外毛細胞が衰え始めれば高い音から聞こえにくくなるのです。高齢になっても機能が温存される内側にある外毛細胞は、低温を担当しています。高齢者は低い音なら、聞こえやすいということですね。

高温は聞きにくく、低温は聞きやすい

日本語には母音があり、『あいうえお』と発音してもらえればわかりますが、母音は低温です。子音聞きにくくても、母音が聞こえているために、聞こえづらさを感じません。聴覚は衰えても、自覚症状を感じにくいそうです。

その代わり、『佐藤と加藤』といった聞き間違えは良くおきます。

低温が効きやすいことから、会話と一緒に、工事現場のアスファルトを削るような音が混じると聞こえやすくなります。番組で実験してみましたが、なるほど、低温が混じっている方が、よく聞こえました。

周囲の人が気がついて耳鼻科の受診を促す

また、音として脳に信号が伝わっていなくても、話の脈略から無意識のうちに話の内容を理解していることもあります。聴力に関しては、周囲の人の観察如何が、早期発見のカギです。

難聴でありそうだと思ったら、耳鼻科の受診を受けます。まず最初に、当人の難聴が補聴器で聞こえるようになるのかどうかを、診断してもらいます。

補聴器は、失われた有毛細胞の機能を補うもので、音を大きくするわけではありません。一度失われた有毛細胞の回復は、望めないようですね。

受診する耳鼻科は、『補聴器相談医の資格』を持つ医師が望ましくなります。こちらのサイトで、都道府県ごとに日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医を探すことができます。 耳鼻科で書いてもらった、耳の検査結果などが記入された紹介状を補聴器専門店に持っていきます。

有毛細胞のどの位置まで、損傷させてしまったのかは個人差があります。信頼できる補聴器専門店で、難聴のレベルに合わせて補聴器の調節をしてもらうことになります。また、難聴の進行に合わせて、調節を繰り返すことになるそうです。

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