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加齢性難聴の症状を知って早期発見で認知症リスクを下げる

早期発見の方法を知り、加齢性難聴の進行を遅らせる

加齢性難聴は、個人差はあるものの30代からゆっくりと進み始め、65歳になると約45%、80歳以上では80%の人が難聴になるそうです。

多くの人が仕事をリタイヤしている年齢だけに、聞こえにくさを自覚しづらい、周囲の人が気がつきにくくなります。或いは、生活に支障がないから、まだいいだろうと放置してしまう方も少なくありません。補聴器をつけている女性

加齢性難聴の早期発見が何故大切なのかと、早期発見の手がかりについてまとめてみました。

加齢性難聴の早期発見の必要性

NHKのガッテンでも放送されていましたが、難聴と認知症との関係はほぼ明らかになり、米ジョンズ・ホプキンス大学のフランク・リン博士が、639人の男女の脳を11年間追跡調査した結果、難聴の人は認知症のリスクが高まることを発表しています。

耳から入る情報が減ることで、知識力が減っていきます。脳に入ってきた情報は、理解、分析、新たな思考につながり、脳の中を動き回ります。情報量の減少は、脳内の情報処理活動も減少させるのです。結果、脳の働きが衰えていきます。

加齢性難聴を放置し続けることで、話の内容が理解できないために、周囲とのコミュニケーションがうまくいかなくなります。何度も聞き返して楽しい会合を台無しにしたり、相手の意図に反することを言ったりしてしまったりと、気まずい思いが重なってしまいます。引きこもりやうつになったり、認知症の発症の危険性もあります。

加齢性難聴は年齢による衰えですが、早期に発見することで症状を遅らせる期待ができます。また、補聴器を使って耳の聞こえを補えば、QOL(生活の質)を保てます。補聴器は、使うことで聴力に支障があるのではといった論もあるようです。信頼のできる専門医の診察を受け、信頼できるお店で納得がいくまで確認は必要でしょう。(最後に記述)。

加齢性難聴の見つけ方

加齢性難聴の見つけ方は、難聴のレベルと高齢者の症状から判断します。専門医に相談するか否かの判断にしてください。

難聴のレベル

難聴のレベルは、小岩補聴器のサイトが具体的で、次のように分類されています。(ちょっと、自分なりに改良しています。)

正常(25dBHL未満)

木の葉のすれ合う音((20dB)が聞こえる。

軽度難聴(26~40dBHL)

軽度あるいは、障害が起こるかのボーダーラインの難聴とみなされます。騒音下では小さな会話音や、遠くに離れた会話音を理解するのに困難なことがあります。

軽中度難聴(41~55dBHL)

平均的会話レベル(60dBspl)での会話。特に1.5m以上離れている場合には、聞き取れないことがしばしば起きます。

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中高度難聴(56~70dBHL)

大声で話さないと会話を理解できないし、また、大声で話しても必ずしも完全には理解できない状態です。(※普通の会話やチャイムの音が60dBで、電話のベルが70dB。 )

重度難聴(71~90dBHL)

耳から30㎝ほど離れた大きな会話が、音として聞こえるだけで内容が理解しづらい状態です。ピアノの音や犬の吠える音など環境音が、聞き取れる音も限られてきます。(※ピアノ音や地下鉄の電車内が80dB、犬の吠える音が90dB。 )

加齢性難聴の症状

難聴レベルの軽中度難聴あたりから、補聴器の使用を開始するのが良いと、小岩補聴器のサイトに書かれています。

難聴のレベルは、次のような環境の音で当たりをつけられます。

木の葉がすれ合う音が聞こえない場合は、軽度難聴。小雨の音(40dB)が聞こえない場合は、軽中度難聴。日常会話が聞こえない場合は、中高度難聴。ピアノの音(80dB)が聞こえない場合は、高度難聴。車のクラクション(110dB)やジェット機の通過温(120dB)が聞こえない場合は重度難聴。

難聴かどうかまだわからない、早期発見をする目安としては、次のようなことがあります。

レストランなど周囲の話声の中で、一緒にいる人の話が聞きづらいし、会話ができない。相手の声がわれて聞こえる。好きだった音楽が耳障りになる。TVの音量が、今までより上がった。後ろから呼び止められても気がつかないことがある。会話を時々聞き返したり、聞き逃すことがある。

上述のような症状がなくても、高齢になったら耳鼻咽喉科で検査をしてみるのも、良い方法です。耳鼻咽喉科では、健康保険組合などで行われる健康診断の聴力検査より、さらに詳しい検査が行われます。様々な音の高さの聞こえ具合を調べる『標準純音検査』と、言葉を聞きわける『語音聴力検査』などです。

加齢性難聴であると判断したら専門医の受診を

家族や自分が、加齢性難聴であると判断したら、専門医への受診を勧めてみてください。補聴器が必要だと判断しても、まずは医療機関で、難聴の種類を診断してもらいます。治療できる難聴もありますので、確かめてみるのです。

検討の末、補聴器を購入するとなれば、大学病院など大きな病院の補聴器外来で、日本耳鼻咽喉科学会が認定した補聴器相談医か、補聴器適合判断医の受診するのが最善です。また、購入するお店は、公益財団法人テクノエンド協会の認定資格である認定補聴器技能者の資格を持った方に相談できる専門店を選びます。

良い補聴器が見つかっても、その場ですぐに買わずに、1~2週間試聴を行います。お店や病院とは違った環境での聞こえ具合を確認する必要があるからです。自宅や、日常使い慣れた移動通路、交通機関、施設などでの聞こえ具合を確認し、補聴器を調節してもらいながら選んでいきましょう。

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