加齢性難聴(老人性難聴)は、原因を知って緩やかにケアを!

難聴は認知症の原因になるのか?

肌で感じていたけど、『実際はどうかな?』と思っている「加齢性難聴」と、認知症の関係。『耳が遠くなりはじめたとたん、一気に認知症が進行して入院してしまいました』と、知り合いの奥さんが話していましたが、その因果関係は証明されていないと言います。耳の中のイラスト

しかし、友達とコミュニケーションが取れない、家庭内でも孤立するといったことから、生きがいを失い、老人性うつや認知症に発展していく症例は数多くあります。

加齢性難聴の原因と対策はないのでしょうか?外部での音を認識する時、音を聞き取るためのハード的な部分と、その音が何の音であるのかを判断するためのソフト的な部分と、二つの身体機能が必要です。(※ハード部分とソフト部分という言葉は、私が便宜上、勝手に考えた言葉で一般用語ではありません。)

加齢性難聴のハード的な原因

音は耳の奥にある鼓膜を振動させて聞き取りますが、この鼓膜の奥に有毛細胞という細胞があります。

NHKで放送されている『ガッテン』によると、有毛細胞は別名ダンス細胞と呼ばれていて、まるでダンスをするかのように伸び縮みをする性質を持っています。この細胞の働きが小さな音を聞き取れるようになっているのです。

有毛細胞は、音の振動を受ける度にダンスをしますので、絶えず働きづくめです。有毛細胞に送り込む血液が途絶えたり、ドロドロの血液(高脂血症)だったりすると、有毛細胞は栄養をもらえず、身に危険が迫ります。

『ガッテン』によれば、老人性難聴の原因の多くは、有毛細胞の働きが弱くなることにあるとあります。

高脂血症や糖尿病、腎臓病といった持病を持っている方は注意が必要です。血管の動脈硬化が進み、耳の毛細血管に障害を起こす可能性があるからです。

加齢性難聴も、日頃の健康管理が大切で、血流環境を悪化させる喫煙や脂っこい食べ物は控えるべきです。

スポンサードリンク

加齢性難聴のソフト的な原因

音は耳から入り、脳にその内容が電気信号として送られているのにもかかわらず、聞き間違えたり、見当違いな事を話してしまうお年寄りがいます。『母さん、また見当違いなこと言っているよぉー』なんてのんきなことを、言ってはいけません。

これは、脳で話の内容を理解して、判断することが難しくなっているために起こる、加齢性難聴の原因のひとつです。

耳の働きではなく、脳細胞の中の聴覚神経が減少しているためです。聴覚神経を修復させることは、医療現場で研究されているようですが、まだまだ難しいようです。

通常、耳の鼓膜は、少々傷つけても元に戻りますが、聴覚神経の自然治癒はあり得ません。イヤホンをつけて、大音量で音楽を聞くと神経が傷めつけられると言います。加齢性難聴(老人性難聴)なんてと、若いうちは関係ないと思っていると、あとで手痛い目に遭います。

気づきにくい難聴、早めのケアが認知症予防に

老人性難聴は、左右の聴力が同じ程度に低下するために、気がつかない場合もあると言います。耳鳴りを伴うことも多く、異変を感じたらすぐに耳鼻科へ受診が良いと思います。

食事に気を配り、適度な運動で、日頃から血流環境を良くすることが大切です。耳に負担がかからないように、テレビの音も大きすぎないように、イヤホンをつけっぱなしで、眠ることもないようにしてくださいね。

耳の周囲のツボ押しなども有効ですので、健康雑誌などを参考にやってみることをおすすめします。

高齢者との会話は、ゆっくりと一言一言区切って、分かりやすい言葉で話すようにします。早口や高い声は、高齢者を不快にさせて混乱のもととなるそうです。もし、それでも周囲との会話が難しかったら、補聴器の検討もありでしょう。

実は、私の母はすこぶる耳が良く、私は今までに1度も大きな声を意識して出したことがありません。認知症の症状が進行しない(それどころか、回復しているような気がする)のは、耳が良いせいではと思います。

スポンサードリンク