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浴槽の転倒予防、バスタブ滑り止めの選び方

絶対コレというものはないけど、転倒予防の努力は必要よ

高齢者の転倒予防で、家の中で一番危ないのは、やはりお風呂の浴槽になるでしょう。介護者が、一緒にバスタブに入って、浴槽に座るのを介助することがベストです。外から支えるには限度があるからですが、家庭の介護では一緒に入らないことが大半です。

高齢者は、特に浴槽から立ち上がる時や、浴槽のフチをまたぐ時、足元が不安だと言います。浴槽や浴室には手すりはつけても、足元が不安な場合は、滑り止めマットやシートを利用します。浴槽とシャワーと洗い桶と棚

最近の浴室内の転倒グッズは?

最近のマンションの浴室は、タイルではなく滑りにくい床材を使っています。タイル張りで、少しでも石けんがついて滑る危険があれば、リフォーム会社に頼めば、浴室用の床シートを貼ることが可能です。

床シートも、転んだ時の衝撃を吸収させるコルクタイプなどもあります。

さて浴槽内となると、相変わらずツルツルのままです。浴槽内で転倒して気を失いでもしたら、お湯で窒息死してしまう可能性も大です。

浴槽内の滑り止めの方法は、シールタイプと、敷くマットタイプがあり、どちらも一長一短です。

浴槽内にマットタイプの滑り止めは

マットタイプは、立ちあがろうとした時に、マット自身が滑って動いたりめくれたりしては駄目です。かと言って吸盤がついたものもありますが、ピタット密着させると、お風呂の栓を抜いた時に、排水が妨げられてしまいます。洋服を着た介護者が、お湯を貼った浴槽の中に手を入れて、吸盤を剥がすのは容易ではありません。

最近では、重く浴槽の床に密着せせることが可能な、ゴム素材マットが主流です。剥がす時も、片手で持ちあげるだけで取り出すことが可能です。洋服は、吸盤と同じ濡れます。福祉用具のお店は、こちらを勧めているようです。

マットは、カビや衛生面に配慮して、頻繁に日光の下で干したしたり、人間の皮脂とともに付いた汚れをとるためにたわしで、洗うことが必要です。一度、購入前にレンタルをしたことがありましたが、使い回しているようで、マットを入れた瞬間、浴槽が一気に濁りました。衛生面では、気を配りたいところです。

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浴槽内に滑り止めを貼りつける

当初私は、『面倒だわん』と思い浴槽内に貼るシール状を選びました。東急ハンズなどに行けば、水の中でも粘着力を失わずしっかり滑り止めの役目を果たしてくれる、浴槽滑り止めテープがあります。

滑り止めテープは、滑りやすい所に、10センチから15センチ四方のシートを複数貼りつけていきます。分厚いと、座った時に凸凹感があり、居心地が悪くなります。浴槽を洗う時にも、シールの周りに汚れがたまり、見ばえが悪くなります。

シールタイプのものを選ぶならば、できるだけ大きくて薄いものが良くなります。逆に、薄いと滑り止めのザラザラした面の摩擦係数が小さい事も難点です。老人のしっかりと分厚くなった足の裏では、わずかな摩擦係数の面では、頼りなさそうです。

東急ハンズで購入した滑り止めシートも、粘着力はあったのですが、摩擦係数に難を感じました。

粘着力が強く、薄いシートを発見

そんなことを考えていると、面白いものを発見しました。サーファーが、サーブボードにのる時に滑らないように貼るシールです。

半分シールを貼って、半面でボードを持ち上げられるほどの粘着力を持っています。海で粗くれの男子が乗るボードに貼るシールです、ちょっとやそっとでは剥がれるものではないのでしょう。

しかも、サーフィンはオシャレを競う部分もあって、そのシールは半透明で、美観も上々です。

気をつける点は、貼るときです。水分をよく拭き取り、貼ってから充分な時間をおいてから浴槽に水を入れます。水分は、粘着性を失わせますから。実は、最初に失敗してしまい、再度購入してしまいました。

実際浴室に貼って、使用してみたレビューをこちらにのせておきましたので、参考にしてください。
URL : 高齢者転倒予防用、浴槽に貼るすべり止めテープ『クリアデッキ』

このレビューにあるクリアデッキは、大きさが3種類ありますが、現在10センチサイズのものしかありません。上述したとおり、大きいものが良いと考えていましたが、この点は難点です。

ただし、非常に薄いので浴槽の掃除もしやすく、衛生的に使えています。半透明で形が丸というのも、いかにも貼りましたみたいな印象がなく、おしゃれですね。

老人の転倒によるリスクが、クローズアップされている今、転倒防止のグッズは年々、いいえ、日に日に改良されてきています。

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