運動不足の解消や転倒予防のために、便利な歩行器選びを
より人間らしい生活をしたい人にぴったりのシルバーカーを探していますか?
歩くということは、体に良い効果を及ぼします。筋力が強化され、筋肉を動かすことで脳に流れる血液も増えます。歩く人は脳年齢が若いといわれていますが、脳の老化を防ぐのに役立っているのです。
運動は大切、でもリスクも心配
最近の研究で運動は、アルツハイマー認知症であっても、予防したり進行を遅らせる働きがあるとメディアで報道されています。
年をとっても積極的に外出して、散歩や買い物を楽しんでもらいたいのは山々です。ただ、認知症や脳疾患の治療のために薬を飲んでいると、徘徊や足元のふらつきが心配になってどうしても、外出を制限してしまいます。
ずっと家とディサービスしか行かない母と暮らしぶりをみるにつけて、これではいけないと、焦りが出はじめました。衰えた知力や体力は、動かさなければドンドン衰えていきます。でも、危ない!、そんなジレンマに立たされる介護者も多いはずです。
時間に余裕がある高齢者だからこそのウォーキングを
つえも歩行器(シルバーカー)もなく歩き続けることが健康に良いように、人の力を全く借りることなく外出して、バスにのり、病院へ通い続ければ、脳への刺激はさらに高まり、老化を防ぐことが可能になるでしょう。
逆に、お年寄りに自立ばかりを求めると、混乱してパニックになったり、転倒して大きな痛手をこうむります。寝たきりのリスクが伴うからです。
放任でも駄目、介助しすぎで人間の本来あるべき機能を衰えさせても駄目というのが、介護者の悩むところです。
いずれにしても、足腰が弱ったり、ふらつくことだけを恐れて外出を控えているなら、歩行器(シルバーカー)やつえを使って、運動を試みるべきです。
お年寄りの最大の強みは、時間が豊富にあることです。転倒しないように、ゆっくりと慎重に行えば済むことです。毎日、少しずつ、時間をかけて歩き続ければ、そうでない場合よりも健康寿命は伸びるのはわかっています。
もし、母が一人で病院へ行くとしたら
母は危なかっしいと知りながらも、家から病院までバスを使って一人で行けないかと願っています。
歩行器は、体が傾いていたり、バランス能力が悪い人は、歩行器の使用は控えるべきです。ただ、つえのように1本で支えて歩くよりは、はるかに楽で長距離を歩けるメリットがあると個人的に思っています。
一人歩きをしたい高齢者が選ぶポイントは、一人で電車やバスの乗り降りが楽に行える、コンパクトで軽量な物であることでしょう。
最近のバスはノンステップタイプのものが多く、一段登れば、後は階段がありません。ただ、運転手の横を歩行器で押したまま乗れるように、横幅が狭いものが良いのです。
母が使っている横幅50センチの歩行器で、今日試してみましたが、バスの中を押して歩くことが十分できます。運転手の横も楽に通れました。
ただ、重さが5Kgで、高齢者に持てない重さではありませんが、軽々と言う訳にはいきません。
比較的歩行能力が高ければ、軽くて小型のものがいいんだけど
カートの押せる大型スーパーなら、歩行器はぶつかりませんが、安くて人気のあるスーパーは得てして、小さくゴミゴミしていることが多いものです。『あっちの大きなスーパーなら楽に買い物ができるよ』っていっても、私のまねをしたい母は、小さなスーパーで買い物をしたがります。そのスーパーは、レジとレジの間が狭くて、一度、歩行器を持ちあげて通る場所があります。
他にも、植木の手入れをする時も、植木鉢で並んだ狭い通路の間を歩行器で歩きたいと言います。
いろいろ考えていくと、独り歩きをしたい高齢者が選ぶべき歩行器は、横幅です。そして軽いこと。
歩行器(歩行車)の専門サイトでじっくり調べたい
歩行車やシルバーカーを売っているお店はたくさんありますが、その多くは、メーカーに偏っていて総合的に比較したり判断するホームページがまだありません。
私が母に選ぶ時も、随分と困りました。
母は要介護者ですので、専門のショップで歩行器をレンタルしていますが、実際は要介護になる前段階の方も、使用していますね。その場合、歩行器ではなく、より歩行能力が高いシルバカーといわれていて、スーパーなどで売られているものを使っているようです。
要介護になればリハビリ施設や、リハビリを指導する理学療法士に相談することが可能です。そうでない方は相談する場所は、あまりありません。
実は、歩行器というより歩行車やシルバーカーは、次々に新製品が登場しています。正直、最初は欧米の見よう見まねで、使い勝手の悪いものも多かったのですが、より使う人のニーズに合わせたものが、開発されてきています。日本人の細やかな配慮がされているものが、魅力です。
転倒防止のために歩行車やシルバーカーを、購入するのは良いことです。でも、道具ですのでリスクもあり、用途に合わせて選ぶことをおすすめします。
実は、歩行車の専門サイトを作ってみました。
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