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浴槽の高さが負担になって、お風呂の介護用品の見直し

バスボードは、手軽に導入できて思いのほか便利

まさか自分の親が浴槽に入るのに難儀するとは、思ってもみませんでしたので、実際介護する状況になって分かりました。お年寄りにとっては、浴槽の高さが非常に負担で、足を上げるのが怖いのです。

バスタブの縁に取り付けた手すりでは危ないことに気づく

足腰が弱いからバランスが悪いのか、バランス感覚がないからかは、良く分かりませんが、浴槽をまたぐ時はかなりしんどいようです。

かつては、リハビリ病院で指定された、浴槽の縁にとりつける手すりにつかまって、私が介助しながら入っていました。次第に、それも無理になってきます。

浴槽の外から体を支えて、バスタブに入れるのはある意味、介助する側も無理な姿勢で行います。まさかの時の支えではなく、完全に私の腕の力を頼りにするようになり、私の足腰に負担が掛かり始めて、『これでは、駄目だわ~』ということになったのです。

バスボードの購入を決定

介護用品カタログを取り出し、見つけたバスボードを購入することに決めました。前からいいなぁ-と思っていましたので、即決です。 浴槽をまたげない高齢者用のバスボード

縁付きの浴槽であれば、大きさは調節できる

裏側に、内側からお風呂の縁をつっぱって固定するようになっていて、ボードの上にのってもグラグラしません。お風呂の大きさによって、大と小がありますが、ほぼどのタイプの浴槽にも使えるのがいいと思います。

座って足を持ち上げる

上記、緑の円を書きましたが、ここにお尻をのせて足を持ち上げて、体を回転させます。奥の方に見えるピンクの手すりを頼りに、体を洗い場から浴槽の方に回転させていきます。(といってもほとんど、私が支えていますけど。)

洗い場から湯の中に両足が入り、椅子からおりて浴槽の中でしっかりと立つことを確認します。バスボードを取り除き、浴槽に座れるようにします。

このバスボードのおかげでかなり楽になりました。

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一人で入浴できるバスボードを紹介

(2016年10月14日に加筆)先日、服地展示会へ行ったら、このバスボードがバージョンアップしていました。介護者がいなくても、ボードの座面が持ち上がるので、一人で入れます。プライベートな入浴タイムを、快適に過ごせるようにした良いアイディアですよね。 バスボード

ただ、私の母は湯船の入り方を覚えていませんで、毎回私に教わる状態です。バージョンアップのバスボードは必要ありません。無理なのに立って、風呂の縁を跨ごうとします。(^_^;

実際に、座面を持ち上げてみましたが、軽くてお年寄りでも楽です。座面を持ち上げても、下のボードはびくともしませんので、安全性も心配がないようです。 バスボード

浴槽の中で立ち上がりを楽にする椅子

介護業者の営業の方が、浴槽の中から立ち上がる時のための椅子を持ってきました。ペタンとお尻をつけて座るより、10センチくらいの段差があると、足をお尻の下に引き込めて、簡単に立ち上がれるそうです。

なるほどね。ただ、お風呂の縁に取り付けてある手すり(写真の右側に見える赤いもの)を、立ち上がる時に利用すれば、何とかなります。そのため、椅子は購入しませんでした。

能力を封じ込める過度な介護用品は要らない

介護していてよく思うことは、リハビリは何も、ケアプランセンタ―の中だけのものではありません。布団から起き上がったり、トイレまで行ったり、衣服の着脱もお年寄りにとっては全てがリハビリです。日中から寝てばかりいると、心臓が楽をして血液を体内に送り込むのを手抜きしますので、体を縦にするだけでもリハビリなのです。

だから、危険が伴わないとか見守りで何とかなりそうなことは、できるだけ一人で行う方がいいのです。できる能力が十分あるのに過度なケアや、介護グッズの必要はありません。

バスボートの購入の手続きをしてくれた、ケアマネジャーが、『これでも駄目だったら、リフトかな?』と言われた時、ドッキンとしました。『そうならないように、頑張ってね!』と母に目配せをします。

※注意 バスボードは介護保険で1割で購入できますので、担当のケアマネジャーに相談してくださいね。

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