高齢者が薬を飲み込みにくかったりむせたりした場合

ちょっとの工夫で楽に薬が飲めるように

母はコロコロとした錠剤は飲み込みにくいようで、いつも深呼吸した後で、薬を口に入れます。それでも、飲み込むのは大変なのかしばらく、飴玉のようになめている始末。『薬を飲んだ後は、必ず甘いものを食べなくては、苦くてしょうがない』と言います。味を感じる前に、飲み込んでくれればいいのに、そうもいかないのが、高齢者の辛いところなのでしょう。

嚥下がしにくくなる最初の難関は、どうやら服薬のようです。母は普通の食事は、ほぼ問題なく飲み込めますが、薬だけは苦労しているのです。

日によって薬の飲み込みやすさが違い、ディケアでしっかりと嚥下体操をした後だと、難なく飲み込めます。隣の人としゃべっていて体操をサボっていた時は、どうやら苦労しているようです。

以前、嚥下補助ゼリーを紹介しましたが、母はゼリーの中に薬を入れて飲むのは嫌いです。『全くもって、我儘なばあさんだ!』と愚痴の一つも出そうになります。 お薬手帳と薬

薬剤師による薬を飲みやすくする方法

社団法人日本薬剤師会の『高齢者のための薬の知識』に書かれていた内容から、薬を飲みやすくする方法です。

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  1. 服薬前に口の中を湿らせる
  2. できれば座って、上半身をまっすぐに起こす
  3. 座り姿勢ができない場合は、上半身を30度以上起こす
  4. コップ1杯の水または、白湯で飲む
  5. 飲み込む時は、うなずくようにあごをひく
  6. 舌、頬や唇に麻痺がある方は、頭と体を麻痺のない側に傾けて、スプーンを用いて飲む
  7. 飲み込みにくい時は、ゼリーやプリン、粥などを利用する
  8. 水の代わりにとろみ付きの液体で飲む
  9. 薬剤師に相談する

私が試して効果があったのは、7番目のとろみ水で飲む方法。粉末のとろみ剤をコップに入れて、水を入れながら溶かしておきます。とろみがあるのかないのか程度でも、飲みやすさが違うようです。

飲み込めないからと、ドロドロのとろみにしてしまいがちですが、それだと逆にばれてしまい水を飲んでくれません。下の写真、水でもとけるとろみ剤をつかったものです。これは、とろみがつき過ぎのパターンですけど。 とろみ剤をいれた水

薬剤師は、飲み込みやすくするグッズを提案したり、医師に連絡して薬の形状を変更することも仕事です。工夫しても、飲み込みにくさが変わらなければ、薬剤師に相談しましょう。

とろみ剤はわずかな量でもとろみがつく

ところで、とろみ剤の種類は豊富です。冷たいお水でも、だまにならずにさっと溶けるタイプのものや、中には牛乳などにとろみをつけられるものもあります。とろみ剤をいれた牛乳

薬を飲む時だけでなく、体調が思わしくない時も利用できますので、一つ自宅に置いておくと便利ですよ。

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