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高血圧の原因は塩分というけれど、塩には塩の言い分がある!

塩分濃度を下げ体外排出を助ける、カリウムを含む食品を食べる

高血圧、動脈硬化は、脳卒中をはじめとする脳血管性障害を引き起こします。脳卒中は、寝たきりの原因の第一位と言われ最も避けたい病気の一つですよね。

高血圧予防の食事には、塩分も注意しなければ

高血圧予防の食事というと、肉類や乳製品に含まれる油、細かく言うと『飽和脂肪酸』が悪者にされています。逆に、オレイン酸やEPA、DHA、リノール酸、αリノレン酸などといった良い油の名前が、妙にクローズアップされている今日この頃です。

実は高血圧を引き起こす原因に、塩も大きなファクターとなっています。ただ、北国の食生活がしょっぱいものが多いことが、暗示しているように、塩は体を温める働きをします。その他、塩は、体液の浸透圧を一定にさせたり、解毒作用、筋肉の収縮作用と人の体になくてはならないもので、決してないがしろにしてはいけないのです。

でも、塩は高血圧の原因の一つでもあります。1日に6~8g減らすと、高血圧患者の約20%の血圧は下がります。80%は、下がらない方もいるので、一概には言えないことも事実です。

厚生労働省のホームページによると、1日の塩分摂取量は男性10g未満、女性8g未満とされています。高血圧患者になると、1日6g未満とさらに厳しい状態です。

2013年12月に厚生労働省が発表した、実際摂取した量は1日平均すると、男性で11.3g女性で9.6gとややオーバーしているのです。欧米では、1日平均で、男性10.4g、女性7.3gと、厚生労働省の目標値にほぼ合致している状況で、日本人が塩好きであることがわかりますね。塩

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高血圧と塩との関係

塩辛いものを食べすぎると、お茶を頻繁に飲まずにはいられなくなりますが、血管の中にある塩分濃度を、薄めようとするためです。

一度に多くの水分が血管に入りこむと、水で容量の増えた血液を心臓に流れ込み、心臓は、再び体内へ送り込まなくてはなりません。勢いよく大量の血液が体内を駆け巡るのですから、血管に負担がかからないはずはありません。

塩から体を守ってくれる成分は

ひとつ大切なことは、塩分を血管内に必要以上に取り込むことなく、腎臓からナトリウムをスムーズに排出させる成分があります。

高血圧は、バランスの良い食生活を行うことで、少々の塩分過剰であっても体を守ってくれるのです。 高血圧や動脈硬化を予防してくれるのが、カリウムです。

人の体は、ナトリウム-カリウムポンプといういわれる体の仕組みで、ナトリウムとカリウムのバランスを維持していますが、もし、カリウムが不足するとナトリウムの濃度を下げようとして、水分を体に要求するのです。水分が過剰に体内に入ると、最初に書いたように心臓に負担がかかり、血管に負担がかかってきますね。

カリウムを沢山とっていると、腎臓は尿や汗として排出させようとします。カリウムの排出と同時にナトリウムも同量排出してくれるからです。

このことから、ミネラルを含む(カリウムを含む)天然塩の方が、精製塩より健康的であるといわれるようになったのでしょう。

塩だけが悪いのではないけど、塩分の取り過ぎにも注意しながら、カリウムを沢山含む食品などを沢山食べることが、高血圧、動脈硬化、脳卒中を予防できると考えます。

カリウムを沢山含む食品は、かぼちゃ、とろろ昆布、干しヒジキ、ひき割り納豆、スキムミルク、低脂肪牛乳、バナナ、なつみかん、メロン、はっさく、いよかんなどなどです。

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