脳梗塞で生存する確率が高くなった
日本の死亡原因の第一位であるガンや、二位の心疾患や三位の脳血管疾患の生存率が高まってきました。医療の技術とは目覚ましいもので、かつては亡くなっていた高齢者を治療しその後何年も生存させることができるようになっているのです。
健康寿命は延びていない
ただ、そうして一命を取り留めた高齢者は介護が必要な身となり、食べ物の飲みこみが悪くなることによる誤嚥(ゴエン)を起こし、肺炎で亡くなるケースが増えています。死亡原因の四位にいた、肺炎が年々増加傾向にあるのは、要介護の高齢者が増加したことの現れなのです。
生命は延びたものの、健康寿命は変わっていません。言うまでもなく、誤嚥を予防に力を注ぐのではなく、要介護になるリスクの低減をしていくことです。
心疾患や脳血管疾患を引き起こすのは血液
心疾患や脳血管疾患を引き起こす原因は、動脈硬化や高血圧です。動脈硬化や高血圧は年齢による体の老化が招く場合と、生活習慣から悪化させてしまう場合があるのです。
対応策の一つにマグネシウムがある
最も注目されているのは、マグネシウムが体に及ぼす働きです。マグネシウムは、血圧を低下させたり、コレステロール値や血液中の糖をエネルギーに変えるインスリンにも良い影響を与えます。
マグネシウム不足の食生活を続けることで、虚血性心疾患など、心臓血管の障害に繋がっていきます。特に心臓病や高血圧にかかる危険性が高いと言われているのです。
糖尿病、うつ病、尿路結石症の方などは、マグネシウムを減らす原因となるので、気をつけてください。
マグネシウムは、食べ物をエネルギーに変える酵素や、便通を良くしたり、神経や筋肉の興奮の伝達にも関係している重要なミネラル成分です。体のだるさをとったり、はつらつと生活を送ることを助けてくれます。
食生活からマグネシウムが減ってきている
しかし、マグネシウムと健康. 食生活の関係を研究している京都大学糸川教授は、日本人の食生活は年々欧米化しており、その摂取量が減少してきていることを指摘しています。人口分布をしらべたところ、農漁村型生活を送っている方の方が、マグネシウムを多くとっています。都市型の食生活を送っている人は、加工・冷凍食品を食べる割合が増え、マグネシウム不足を起こしていると言われています。
一日に必要とされるマグネシウムは、成人で300ミリグラムです。食品100gでとれるマグネシウムの量は下記のとおりとなります。
- 玄米 120mg
- わかめ 9mg
- ヒジキ 567mg
毎日の食卓を是非、見直してみてください。毎日の食卓にマグネシウム不足を実感しているけど、改善は難しいと考えるなら、 飲料水で摂る方法があります。 お水ならカロリーゼロで体に負担がかかりませんし、経済的でもあります。
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