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一人でできるコグニサイズ

方法を知って継続することが大切

コグニサイズは、運動しながら頭を使うことで、脳が活性化して軽度認知症予防になる方法のことです。英語のコグニッション(認知)とエクササイズ(運動)を組み合わせた造語で、国立長寿医療研修センターが開発しました。

多くは施設で指導員の掛け声の下で行われることを想定されています。実際にやろうとすると、コグニサイズを実施している施設を探さなければなりません。例え良い施設が見つかったとしても、昨今の新型コロナの影響で外出も気が引けて歯がゆい思いをしている人もいます。

もともとコグニサイズは軽度認知症の方が対象ですので、方法を知れば一人でも実施は可能なはずです。

一人で散歩する男性高齢者

継続の秘訣は簡単で楽しい事

よく目にするコグニサイズの方法は、道具が必要だったり、実施するためのルールがちょっぴり複雑だったりして、やり始めるための敷居が高いと感じています。最初は簡単な方法をマスターして、徐々に複雑化させていけば継続もしやすくなります。

動作と思考を複数組み合わて、それが複雑であればあるほど脳は活性化が期待できるため、効果を上げるにはルールの複雑もやむを得ないのかもしれません。

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複雑なコグニサイズは施設で指導者の元で、一人で行う時は継続だけを目的にして、簡単で取り入れやすいものが良いと考えます。

新聞や神奈川県が作った『コグニサイズ実践のヒントBook』を参考にし、プラス私の案も加えながら、一人でできるコグニサイズを提案してみます。

足踏み両手で1人じゃんけん

  • 足踏みする
  • 両手で一人じゃんけん

※例えば右手でが常に勝つようにするなど。まずは10回が目標。

足踏み3の倍数で手を叩く

  • 足踏みする
  • 声に出して数字を数える
  • 3の倍数で手を叩く

※まずは20までが目標。散歩しながらでもOK。慣れてくれば4の倍数や7の倍数と変えていきます。

足踏みタイミングを変えながら手を叩く

  • 1~4まで数えながら足踏みをする
  • 最初は1拍目で手を叩いて、4まで数える
  • 2回目は2拍目で手を叩いて、4まで数える
  • 3回目は3拍目で手を叩いて、4まで数える
  • 4回目は3まで数えて、4拍目で手を叩く

足踏みしりとり

  • 足踏みする
  • しりとりをする

足踏み『あ』から始まる言葉を10個いう

  • 足踏みをする
  • 『あ』から始まる言葉をいう

※慣れてくれば、季節の野菜を10個とか、魚を10個とか、山手線の駅を10個とか色々応用はできます。女性ならナスを使った料理を10個、相撲ファンなら力士の名前を10人なんていうのも良いのではないでしょうか?

雑誌の『president』で、「あれ、何だっけな?」と度忘れしてしまった際、直ぐに思い出すのやめてしまうのは勿体ないとありました。思い出そうとするだけで効果あり、記憶を整理する一連の回路を鍛えることになるそうです。コグニサイズで、様々なパターンの思い出す脳のトレーニングを加えてみてはどうでしょうか。

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