いびきをかきにくい寝姿勢を探る
もしかして頸椎損傷かもと酷い痛みがあり、整形外科に行った際、枕について聞いてみます。医師の言葉によれば、枕の高さについては、個人差があって決まりはありません。気持ちの良い枕をして寝れば、それでいいと言うことです。
ちなみに、私の首の痛みは、肩こりで筋肉が硬くなったためでした。
軽いいびきなら横寝をすれば、解消することが可能です。仰向けに寝たとき舌根が気道に落ち込むから、空気の通り道がふさがれていびきになります。横向きに寝ることで、舌根の落ち込みを回避しているからです。
だからといって厳密に何センチの枕が良いと、個人差があるのでいえません。 私はこちらの記事で書きましたが、俵枕でいびきが解消させることができました。
この時、鼻から気道までの通り道が一直線上に、開いたのを実感しました。体の中に、ぽっかりと空洞ができた感覚です。
横寝でもいびきはかくことがある
同じ横寝でも、猫背で胸を縮めて寝てしまうと、気道が塞がれていびきになります。やや仰向き加減に寝てしまうと、舌根が落ち込んでやはり気道が、塞がれていびきになります。
私の場合、俵型の枕は、幅が狭いために頭のテッペンが下がってしまいました。顎がやや上向き加減になり、気道がぽっかりと開く適正な姿勢をつくってしまったのです。
こうしたちょうど良い姿勢の位置は、肩幅の長さや寝るときの体の傾きの癖、足や手の位置などで個人個人に違うはずです。動物のように足を、体と垂直に出して寝ている方もいるかもしれませんし、体と平行のままの方もいるかもしれないからです。
枕専門店が、オーダーメイドである理由です。
常に高さが変えられる枕が良い
ソバ殻枕は、ソバ殻を入れたり出したりすることで、自分の適正な高さに調節しやすい強みがあります。時間の経過とともに、低くなっても、加えるだけです。
虫が入るとか衛生面を言われていますが、ソバ殻をだして天日に干す時、1回も虫を見たことありません。 私は結構ずぼらで、そうそう天日干しも行いません。4年間締め切った家に放置していた、枕を開けてみましたが、やっぱり虫はいませんでした。
最近は、殺菌済みといったウリでソバ殻枕を売っているお店がありますが、なにも殺菌済みでなくても、衛生面は保たれると考えます。
ソバ殻は、時間の経過とともに弾力を失い、低くなっていきます。低くなれば、また、いびきをかきます。いびきをかかない適正な高さを守るために、再び、ソバ殻を加えていきます。
こうした調整ができる枕の素材は、木片チップやストロー状のプラッチック素材などもあります。だた、ソバ殻は柔らかくひとつひとつが小さいために、頭を動かしたときに音が少ないし、抵抗や摩擦も小さいのです。ソバアレルギーなどがある人は、先に挙げた素材を使います。
いびきに必要な枕の条件は硬さもある
横寝になる枕は、一晩、頭を支えて同じ高さを維持し続ける硬さが必要です。頭の重さは、体重比で8~13%(大まかに10%)となります。もし、体重50Kgの方なら、5Kgの頭を支え続けてもらう必要があります。
横寝用であっても、柔らかく頭が沈み込む枕は、いびき用ではありません。寝返りも打ちずらく、首に負担がかかります。低反発、高反発と行った、沈み込む枕は、選択肢から外した方が良いでしょうね。
無理せず時々仰向け寝もあって良い
沈み込む枕は、頭の重みが肩に掛かりやすくなります。そうでなくても、横寝は仰向けの時と違って、床と体の接地面が狭いのです。片側の肩に重点的に重力がかかり、血流を悪くして肩こりの原因になります。
これも、寝ているときの姿勢によって一概には言えないのかもしれませんけどね。
体の血行面から考えれば、床との接地面をフルに使かえる仰向け寝や、うつぶせ寝の方が高いはずです。体の重みを分散させているわけですから、血液に限らず巡りは良くなり、リラックス効果も高いのです。
こう考えると、仰向け寝でいびきが恋しくなってしまいますよね。
横寝をしていて目が覚めた時に、仰向けになったり俯せになったりする時間を持ちます。寝返りを打って仰向けになったとしても、横寝の癖がつき始めると、潜在意識が働いていつか横寝に戻っていたりします。
徐々に慣れて、疲れない横寝の姿勢を自分の体に覚え込ませてしまいましょう。
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