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睡眠時無呼吸症候群は二重あごが原因になることもある

顎がない、しゃべりにくい、物が飲み込みづらい人は要注意

二重あごの原因は、顔に脂肪がついてたるみによる場合と、舌に関係する筋力の低下による場合があります。特に後者は、『危険な二重あご』と言われ、睡眠時無呼吸症候群に関係しているのです。

危険な二重あごの見分け方は、鳥のように顎と首の境がない方、首のシワが垂れ下がっている方が該当しています。こういう方は、見た目だけでなく、しゃべりにくかったり、食べ物が飲み込みづらかったりといった悩みを持っているはずです。二重あご

何度か紹介してきていますが、睡眠時無呼吸症候群は、舌や喉の筋肉がゆるみ下に落ちて、気道の入り口を塞ぐことが原因となっています。これらの詳細な原因は、危険な二重あご以外にも、舌の厚みや扁桃腺の大きさ、顎が小さいなどの体の形状的なことと、様々です。

舌骨が下がると多くの疾病を引き起こす

危険な二重あごの睡眠時無呼吸症候群の場合は、舌骨が舌を引き下げているためです。舌骨とは、舌に繋がる筋肉の先に、繋がっているU字上の骨のことです。舌骨は、下あごの骨に、筋肉(舌骨上筋群といいます)によってぶら下がっていて、甲状腺軟骨を持ち上げています。

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舌骨上筋群の低下で、舌骨は下がります。舌骨は食べ物を飲み込む際に上に上がり、さらに甲状軟骨も上に上がり、食道へ入り口を開けます。舌骨と甲状軟骨の持ち上がりが低下すれば、食道へスムーズに食べ物が行かないために、摂食障害や嚥下障害に繋がっていきます。

また、舌骨上筋群の低下は、口臭や歯周病、口内炎などとも関係しているのです。

舌骨が下がる原因は、老化による筋力の衰え以外に、噛み合わせも関係しています。

舌骨上筋群低下の対策

舌骨を持ち上げる筋肉のトレーニングは、顔を上にあげて舌を突き出す、左右に動かすなどの簡単なもので、効果が上げやすいと言われています。ただ、顎関節に異常がある方は、医師の指示に従う必要があります。

噛み合わせが原因と思われる方は、歯科医にいかれるはずです。実は、歯科医でも無呼吸症候群の処置を行ってくれるところがあります。

マウスピースで下あごを前方に移動させることで、下がり気味の舌を引き上げることができます。顎が小さい方も、塞いでいた軌道の入り口を開けることが期待できます。肥満の方や重度の方は、効果が見られない人もあるようです。

マウスピースの作成は、睡眠時無呼吸症候群のかたの場合は、保険の適用が可能で3割負担であれば、約15000円となります。保険適用外の場合は、自費で作成が可能です。

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