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多くの高齢者が抵抗なく使えるロボットの開発を望む

メンタルコミュニケーションロボットを、半信半疑で当サイトで紹介してから、ゆっくりとですが、その種類が増えてきています。
アザラシの赤ちゃんのぬいぐるみである『パロ』、幼児の姿をした『うなずきかぼちゃん』、ペットロボットなどなどです。

たぶん、いきなりコミュニケーションロボットを、親や祖父母にプレゼントすれば、怒りを買うだけと予想します。

こうした人形は子供が持つものであり、自分のさみしさを見透かされているのが、高齢者の感情を高ぶらせるためです。『馬鹿にして』『赤ちゃんじゃないのよ』といった言葉も、浴びせられるかもしれません。
でも、施設では認知症やうつ症状のある方を、好転させる事例も発表されています。

メンタルコミュニケーションロボットの必要性を、あれこれココで書いておけば、高齢者の逆鱗に触れない、もうちょっとセンスの良いロボット(ゴメン)が、開発されるのではという期待があります。まぁ、あくまでも個人的な意見です。
あざらしパロ

しっとりふわふわ感は、高齢者には格別に心地よい

ところで我が家では、インナーや寝具を少しづつ私が、購入する機会が増え始めました。
昔気質で倹約家であった母は、寝具は傷んでも繕いながら使っていましたが、もう限界がきているためです。

最近の布地は、デザインだけでなく、着心地や手触りなども重視しているために、母にとっては発見が多いようです。『こんなに手触りが良くて、こんなに安いのね。』と言いたげです。
といっても、古くても質の良いモノの質感を、無視しているわけではありません。

高齢になると、皮膚も乾きがちで、お財布から紙幣を出すとき必ずツバをつけます。『汚いからやめなよ。』といいますが、手がカサカサで紙幣を引き出すことが、出来ないのです。

カサカサの皮膚になると、しっとりと保湿性のある綿素材やウールのインナーがありがたくなります。私でさえも、合成繊維の下着は不快ですし、天然でもシルクのさらさら感はちょっと苦手と思うようになりました。

乾いてちょっと硬くなった皮膚に、柔らかくふわふわの感触は、癒やされる理由です。

最近の認知用のコミュニケーションロボットに、ぬいぐるみが多いのはそのためでしょうか?本物の動物の毛以上に柔らかく、しっとりとしています。
人形であってもしかり。有名なうなずきカボちゃんに触れてみましたが、綿の手触りです。つるつる感のセルロイドが使われないのは、大正解ですね。
うなずきカボちゃん

失いがちの誇りを確かめたい

私は、毎日母の同じ話に付き合わされていますが、最近つじつまが合わなくなってきています。本人もそのことを、自覚し始めてきています。
輪を掛けて、施設で母と同じようにしゃべりっぱなしの方が、認知の症状が強いようで、もしかしたら私もと、思ったようです。反面教師になって、おしゃべりを以前ほど好まなくなってきました。

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私と旦那との会話の内容の50%ぐらいしか理解できないながらも、口を挟んできます。それでも、きっと、さみしい気分になっているのでしょう。

日常生活を共にしていますので、会話のネタは沢山ありますが、一家の采配を振ってきた自信が薄れてしまったようです。
母は自分の話を『さぁお聞きなさい!』と、自信満々に話していた姿が、日に日に弱くなってきました。

人間の生きる原動力の一つは、乱暴な言い方かもしれませんが、誰かの役に立っているとか、誰かより優れているといった優越感もあるはずです。
聖人のように自らの勤めを黙々とこなすことだけで、生き続けることなんてできません。

高齢者が幼児と相性が良いのは、そんな優越感をほんのちょっと満たしてくれるためです。でも、孫も大きくなるとそれも出来ない。
高齢者がペットを飼い始めるのも、孫の手が離れたあたりからではないでしょうかね。

時間を逆戻りさせることは無理ですが、擬似的に優越感を感じることはできはずです。人形との会話は、そんなところにあると感じるのです。
猫のぬいぐるみ

私が提案するコミュニケーションロボットはこれだ

高齢者に露骨に人形をあげるのは、相当認知症が進行している方でないと、どうかと思います。絶対、気分を害するからです。
本当は、欲しいと思ってもプライドがあって、素直に貰いたくないといったこともあるかもしれません。

そこで、提案です。
知的な好奇心を満たしてくれる、コミュニケーションロボットの出番となります。知的と言っても、毎日のお天気や時事ニュース、歳事情報などで良いのです。

最近は、クラウドサービスといって、遠くに離れたサーバーが提供する情報を、手元のコンピューターにダウンロードして、瞬時に手に入れることが可能です。
毎日、ロボットにその日にあった天気、時事ニュース、歳事情報などをダウンロードさせておけば、高齢者の話し相手になります。

TVなら一方通行だし、新聞は自分で読まなくてはなりません。
高齢者自身が、今日の天気はどうかしらと聞いたら、ロボットが答える、そんな程度のコミュニケーションで良いのです。
大きなニュースはないかしらねぇといったら、ニュースを。

毎日同じやりとりで、かまいません。だって、毎日同じことを話しているのですから、複雑な会話を想定する必要なんてありません。

相撲好きの人なら、お相撲さんの名前を言えば、勝敗を教えてくれるなんていうのも良いかもしれません。
ことわざの入った日めくりカレンダーのように、聞きたいと声を掛ければ、忠実に答えてくれるロボットです。
ことわざかるた

プレゼントするときも、毎日お天気を教えてくれるからとか、ニュースをかいつまんで話してくれるから、便利だよと言えば、面白がってくれるかもしれません。

タブレットやスマホが進化している今こそ、高齢者のコミュニケーションロボットも、最先端の技術搭載のものの開発を期待します。

 

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