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狭い病院内で迷ってしまった

母が倒れて自宅へ戻った後、通っていた総合病院から、近くの病院へ転院しました。その際、手続きをするために、母と病院へ行ったときです。

母がトイレに行きたいと言うので、キット迷うかもと思ったので道順を教えました。
『右に曲がって左側に看板があるよ』と伝えた後、いくら待っても戻ってきません。
道に迷っている高齢者

隣の病棟のトイレまで行っていた

おかしいと思いトイレまでいき、個室の前で一つづつ声をかけます。
全個室が一巡して人が入れ変わった時、『やぱい』と思い病院の中を歩き回ります。
壁続きで、別の病棟に入ったところで母は見つかりました。

隣の病棟のトイレに行ったのです。
歩行器を押しながら、何事もなかったかのように平穏な顔をしています。
トイレを探したとも、随分遠かったとも母は言いません。

普通にトイレに行って、遅かったので娘が迎えに来たぐらいにしか考えていないのです。
病院中を歩行器を押しながら、トイレが見つかるまでぐるぐる回り続ける、さらには私が座っている席が見つかるまで歩き続けていたのでしょう。
『それはまるで、子供の迷路遊びのよう』ですが、きっとこれが徘徊なのかもしれません。

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見覚えのない道を歩き続けて、手掛かりを探す

ずっと以前にもありました。倒れる前で、私が母の様子を気にしていなかった頃のことです。
バスが時間通りに来ないので、市民プラザから歩いて帰ったといいます。
市民プラザは私の足で40分のところにあります。平地が20分で、延々と続く坂道が20分位です。

母は、家に帰るまでに、2時間以上がかかったといいます。
いったい、どこかで道草して楽しんできたのだぐらいにしか、その時は考えていませんでした。

バスが時間どおり来ないわけは、ありません。
10分を開けずにでているので、乗るべきバスがどうかの判断がつかなかったと考えます。
わからないと言うこともわからないようです。

子供が迷路に挑戦するように、延々と歩き続けたに違いありません。
2時間ぶっとうしで、歩き続けて、やっと覚えている道にぶつかり、帰れたというのが事実のようです。

迷っていることも自覚していない

徘徊とは、迷っている高齢者本人も、迷っていることに気がついていないようです。
年齢の衰えはゆっくりなので判断が付きにくいのですが、『地誌的見当識障害』のこと知っておきたいものですね。

 

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