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高いコレステロールを補うのは、魚の脂と穀類の食事だった

コレステロールは、心筋梗塞や脳梗塞やがんの危険要素と言われていますが、コレステロールが高くても、これらの病気にならない方は沢山おります。コレステロールによって引き起こされると分かっていながら、この不可思議な現実は、魚を食べるか食べないかに関わっているというのです。

青魚に含まれるDHA&EPAは、血液サラサラ成分として、サプリメントが次々と開発されています。コレステロールを予防するためには、食事によって減らすことより、魚に含まれているこれらのDHAやEPAを摂取する方が良いと言うのが、今の時流です。

コレステロールを減らすための食事指導や運動の必要性は、新聞広告などで目にしますが、このことにも問題は幾分あります。さんまを開くところ

悪玉コレステロールは悪ものではない

LDLこと悪玉コレステロールは(以降LDLと記述)、体に害をなすから悪玉の名がついているわけではなく、善玉コレステロール(HDL)との区別のために、名義上この名前がついています。

LDLは、細胞膜の材料であり脳の神経細胞も、LDLによって作られています。更年期前の女性が、心筋梗塞などにかかりにくい理由は、生命を育む役割を持つために、女性ホルモンによって守られているためです。女性ホルモンが、LDLを減少させて、HDLを増やす働きをもっているためです。

当の女性ホルモンは、LDLより作られているので、無理なダイエットで脂質を制限し過ぎると、女性ホルモンのバランスを崩し、この神秘的な仕組みを壊してしまいます。

脳の神経細胞とて、LDLによってつくられる細胞膜が使われます。神経細胞に影響が及べば、脳の発達が遅れたり、うつ病を発症させたりします。若いうちは、LDLが不足していても、糖質代謝によって十分補えますが、高齢者になると糖質代謝が衰え、LDLを作り出せなくなり、うつになりやすいと言われています。

大阪府八尾市の住民16,000人を、5年間調べた結果、コレステロール値を34毎に低下するごとに、ガンによる死亡確率が26%も高まった実験結果が発表されました。食事制限でLDLを減らす努力をしたものの、食事に含まれているビタミンAやビタミンE、タンパク質なども同時に不足してしまい、逆にガン発症を招いてしまったと言うのです。

ガン細胞は人間の体内に普通に存在しており、悪いがんに進行するのを、抑えている免疫細胞があります。免疫細胞の働きは、コレステロールのおかげです。

コレステロールの低下が、免疫細胞の低下につながるなら、結核や肺炎にもなどの感染症にもなりやすくなります。高齢者のダイエットは、ちょっぴり危険です。

今から100年前の日本の平均寿命は、50歳に達していなかったのに、現在首位にランキングされている程になった原因は、肉や魚、卵を食べるようになったからだと言われていて、LDLも含めてコレステロールを悪ものにしてばかりではいけません。

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食卓から魚が減った事が問題

コレステロールと血管障害のリスクに関しては、かなり以前から話題になっていて、気をつけるべき食事についても提示されていました。どこからともなく、啓蒙活動が行われていたようで、日常会話に自然とありました。

卵は1日1個までとか、動物性脂肪より植物性脂肪の方が体に良いとか、太り過ぎは健康に悪い、緑黄色野菜を食べるなど等です。同時に、魚の脂も取り過ぎは、良くないと言われていたそうです。

現在、卵の食べ過ぎによるコレステロールの危険性は少ないとされていますし、植物性脂肪は危険性が高い食材となっています。健康と食事の関係は、変わってしまいました。

食文化は欧米化がどんどん取り入れられて、魚離れがどんどん加速していきます。子供が、口当たりの良いソースのかかったハンバーグや肉団子などを、好むことも一因です。

女性の社会進出、核家族化により家庭料理を行う人が減り、手間のかかる魚料理を行わなくなったといった事情もあります。

もう一つ、これは持論なのですが、高度成長時代で工場の排水で海等が汚染され、公害病などが社会問題になりました。台所を預かる主婦は、汚染された海で取れる魚より、管理された牧場で飼育した家畜の方が安全といった思考になったはずです。

放射能の影響のない魚を提供するために、検査などの費用も上乗せされているのか、妙に魚は肉と比べて高くなりました。外国製のものの方が、何故か安いですよね。

上記のようなことから、魚の摂取量はガクンと落ち、リノール酸と言われる植物性油の摂取は増えていったのです。

増え続ける心筋梗塞の歯止めになっているのは魚と炭水化物

日本もアメリカも心筋梗塞は増え続けているものの、増える速度がアメリカより遅いことから、食生活の比較が行われました。違いは、魚と炭水化物を沢山とることにありました。

魚の油は、血液中の血小板を固まりにくくする作用があり、血栓予防になっています。血栓は、大きくなると動脈硬化を引き起こし、剥がれ落ちて心臓の中に入ると心筋梗塞、脳の中に入ると脳梗塞に繋がります。

日本人は、米を主食とし他、小麦もなど炭水化物でお腹を満たします。そのためエネルギー摂取量の脂肪が占める割合は26%、アメリカでは355%で低いために、肥満になりにくい生活習慣です。

この状態を続けていけば、心筋梗塞のリスクは低いはずです。ご存知のとおり食生活は、時間の経過と共に変わっていきます。魚離れが進み、炭水化物を敬遠する若い世代も増えました。

コレステロールのリスクは、『青魚を食べて軽減するべし』と、言われるようになったのは、こうした食生活の変化が一番の原因なのです。魚離れは、まだまだ続きます。魚に含まれる油、 DHA&EPAとナットウキナーゼの組み合わせは、食生活を助けてくれそうです。

 

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