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個人賠償責任保険で認知症の暮らしの事故を備える

万が一に備えるための認知症保険の受け皿

認知症の備えとして保険がありますが、2種類あります。介護負担や医療費を軽減するための介護用の保険と、他人に迷惑をかけた際の損害賠償です。損害賠償は、主に個人賠償責任保険が受け皿となります。 自動車事故

認知症や高齢者に特化した損害賠償保険

かつての個人賠償責任保険は、『加害者が民法上の損賠賠償責任を負い、かつ被害者の身体や財物に損害が生じている事が必要』なときに適用されました。つまり、交通事故などで人に重い障害を負わせたとか、建物や物を壊した場合です。

認知症保険の必要性を言われ始めのきっかけである、2007年 愛知県で起きた徘徊中の電車への飛び込み事故は適用外でした。JR側に損傷を与えたことというのは、振替輸送費や人件費で、事故発生することで乗客や乗務員が障害を負ったわけでも電車が破損したわけでもないために保険適用外だったのです。

さらに、認知症の場合本人の賠償責任は問えない状況にあったため、監督責任の後見人が損害賠償を支払わねばなりません。その時の補償対象例です。

  • 自転車で歩行者にぶつかり怪我をさせた
  • 店頭で商品を落として破損させた
  • 店頭で居座り営業ができなくなった

個人賠償責任保険の各社の保険料など利用要件は

当記事を書いた2016年から、随分日が経ちました。現在は電車の飛び込みによる損害賠償も適用される保険が発売されています。いずれ我が身も愛知事故の子供と、同じ立場になるやもという不安が、高齢者や認知症を被保険者にした保険を生み出しました。

現在発売されている個人賠償型・損害保険は、大きく分けて3種類です。他人の物を壊したり事故を起こしたときは、個人賠償責任保険として火災保険、自動車保険、損害保険に付帯されているケースが多いようです。他、2つは、鉄道の運行を止めた際の補償と、運転手の心神喪失被害補償です。

こうした損害保険は、認知症用として単独で発売しているところと、損害保険のなかに特約として付帯して認知症も可能としているところ、自動保険や住宅用火災保険の保険で認知症を問わないところなどがあります。

保険に付帯する特約を選ぶ際は、被保険者の条件は注意します。高齢者や認知症が起こした事故は補償されないケース、家族を含めても同居だけで別居は範囲外なケース、他、契約者との続柄を詳細に決められているところもあります。下記に参考程度に被保険者の条件を記載しましたが、加入を考えるなら公式サイトで再確認したり、専門家にアドバイスを依頼してみてください。

東京海上日動火災
保険名

認知症あんしんプラン

補償内容

他人に怪我をさせたり、財物を壊したり、線路への立ち入りで電車を運行不能にした際、1回につき1億円まで補償

行方不明時の捜索費用の補償(1回につき30万円)

交通事故などによる死亡・後遺障害の補償(2万~50万円)

他人に怪我をさせ、死亡させてしまった場合の見舞金の補償(15万円)

ステッカーやアプリを利用した[捜索支援サービス]

保険料

月額1300円

被保険者の条件

認知症の本人と家族向け、40歳以上

三井住友海上
保険名

GKすまいの保険グランド

補償内容

「日常生活賠償特約」をつけることで、財物損壊を伴う事故の補償と、財物損壊を伴わない電車不能にした際の賠償責任を、1億円までカバー

保険料

年額2300円

被保険者の条件

本人、配偶者、同居の親族、別居の未婚の子。但し、責任無能力者の場合は監督責任の後見人の6親等内の血族、配偶者及び3親等内の婚族

保険名

GKクルマの保険

補償内容

「心神喪失等による事故の被害者救済費用特約」を付帯すると、次のような補償があります。

運転手が認知症などの責任無能力者で、かつ監督義務者が不在の時に被害者を被保険者として、対人賠償保険金額・対物賠償保険金額を限度に損害賠償を補償。

保険料

追加保険料なしで自動付帯されますが、対人賠償保険または、対物賠償保険を付帯した契約のみ適用されます。

被保険者の条件

責任無能力者の運転者の本人と、監督責任の後見人

あいおいニッセイ同和損保
保険名

タフ・クルマの保険

補償内容

「心神喪失による事故の被害者救済費用特約」を自動付帯

保険料

追加保険料なしで自動付帯される

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被保険者の条件

記名被保険者

保険名

タフ・住まいの保険あんしんパッケージ

補償内容

「個人賠償(電車等運行不能賠償追加型)特約」をつけることで、電車を運行不能にした際の損害賠償を、1回につき1億円までカバー

保険料

年額1800円

被保険者の条件

認知症の本人と家族向け

保険名

まるごとマモル(ニッセイ個人賠償プラン)

補償内容

日常生活での賠償事故を無制限(国外3億円)で補償

契約者と同居・別居の父母の賠償事故も補償

線路への立ち入りで電車を運行不能にした事故も補償

示談代行サービス付き(国内事故のみ)

保険料

基本プラン年額1990円

被保険者の条件

契約者は満69歳までで、「個人賠償責任危険補償特約(被保険者拡張型」に加入すれば被保険者を、配偶者と同居の親族、別居の未婚の子、配偶者の別居の父母までカバー

損保ジャパン
保険名

わたしのお守り総合補償制度

補償内容

他人にケガをさせたり、他人の財物を壊したりした際の賠償を3億円まで補償

自分が日常生活でケガを負った際の補償

弁護士費用も補償

保険料

年額1万3,510円、1万7,270円、1万8,750円、2万3,600円の4種類。

被保険者の条件

本人、配偶者、同居の親族、別居の未婚の子。本人が未成年者または責任無能力者の場合は、その監督義務者。配偶者、同居の親族、別居の未婚の子のいずれかの方が、責任無能力者の場合、その監督義務者。
※要介護度や認知症の有無にかかわらず加入可

保険名

障害総合保険「THE ケガの保険」

補償内容

死亡後遺傷害保険金額500万円

入院保険金日額2000円

通院保険金日額1000円(職種級別A級)

保険料

月額1080円

被保険者の条件

契約者本人が被保険者。但し契約者が69歳まで、70~89歳までは別プランが用意されています。

リボン少額短期保険
保険名

リボン認知症保険

補償内容

法律上の損害賠償金や損害賠償による訴訟費用を補償

補償額500万円と1000万円のプランから選べる

保険料

年額1万9,800円(500万円プラン)

被保険者の条件

認知症の本人と家族向け(認知症でも加入可能)

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