検査を行うことで思わぬ良い結果が生まれる場合もある
物忘れ外来で紹介してもらったメディカルスキャンセンターに、母と二人で行きました。磁気共鳴画像装置(MRI)で頭の断面をとるためです。
認知症にも種類がある
認知症にも様々な種類があって、MRIをとることで、下記のようなことをがわかります。
- 脳梗塞の跡
- 脳腫瘍の有無
- 脳出血の有無
- 脳の萎縮
脳梗塞の多さや場所、脳の委縮の場所などを見ながら、アルツハイマー型認知症、脳血管性認知症、ピック病、レビー小体型認知症などの手掛かりにするようです。 磁気共鳴画像装置(MRI)も年ごとに進歩してきていて、認知症の種類も分かるようになってきているようです。(2015年時点で加筆)また、SPECやPETなどの検査を組み合わせることで、認知症の種類や進行状態を詳しく方法もあります。
磁気共鳴画像装置(MRI)をとることで、治る認知症を発見することも可能ですので、医師に磁気共鳴画像装置(MRI)をとるかどうか打診された場合は、いちおとっておくぐらいの気持ちで行った方が良いでしょう。ちなみに、治る認知症とは、慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症のことだそうです。
磁気共鳴画像装置(MRI)とは
磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略称で、患者に外から電波を加えてることで、体内から発生する微弱な電波を受信して体の中の状態を見られる装置です。
MRI装置で検査をする時は、磁力線が発生しますので、検査をする部位に金属を身につけていると、やけどをする可能性があるそうです。身につけている金属について、看護師さんよりペースメーカなどをつけていないかどうか、質問がありました。母は、ヘアピンと入れ歯を取ります。他、何か気になる場合は、必ず確認して大丈夫かどうか聞いてください。
MRI検査はやや検査料が高いですが、放射線が伴わないので、体の負担がありません。造影剤という薬を静脈に注射して検査を行う場合もあります。
メディカルスキャンセンターは、細い道に車が多く、歩道は側溝があったり、十字路になっていたりして凸凹しています。母は腰や足への痛みはあるものの、歩くことには不自由はしていませんでしたので、私と縦に並んで歩くことにしました。特に、腰痛や足の痛みがひどい方は、ストレスがかかる道です。
予想していたより込んでいて、1時間以上待たされます。MRI検査は、私も何度か体の断面を取ってもらったことはあるのですが、あのドラム缶のような狭い筒の中に入るのは、苦手です。ずっと『カンカン・・・』といった音がなり続けていますが、痛みはありません。若い人でも嫌なのに、年齢を重ねたお年寄りはかなり心理的な圧迫があるのではと、想像します。
スキャンセンターでの診察
スキャンセンターでも、母は、簡単な診察を受けました。母自身の生年月日と氏名、ココはどこなのか、いままでにかかった大きな病気はないか、ペースメーカはつけていないのかといったことです。
医者は気づくはずもない、3点おかしなことに気がつきました。若い頃の記憶が、作りかえられているということと、かつて私が聞いた病気名とは違う病名を言っていていたということです。若い頃の記憶が違うのは、今現在の母が勘違いしているのか、昔、私に間違った病気を告げていたのは分かりません。もし、後者ならその頃から何らかの異変があったのでしょうか?しかし、医師は母の言っていることの正誤について、私にあえて確認しなかったので、そのままにしてしまいました。
認知症の進行って、かなり以前からゆっくりと進むもの
何か変だとずっと思っていましたが、やはり、かなり前から少しずつ、ジワジワと症状が進んでいくものなのかしらと、ぼんやりと考えます。
メディカルスキャンセンターで、腰を痛めた女性と世間話をしたら、総合病院に受診しているのにその病院で、MRI検査の受診ができない状況だといっていました。なんと、2カ月先まで予約で埋まっているそうです。病院名は『元住吉にある関東労災』です。私も一度入院したことがありますが、すごい人気で、当時私がかかった科は、新聞でも紹介されていたために、今では診察を受けるのにも、何時間も待ちます。
ちょっとの病気の場合は、個人のお医者様を使ってくれないと、本当に手に負えない病気になった時にすぐに対応できないと、変なところで怒りがわいてきました。
ん? 話がずれちゃいました。
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