DHAとEPAだけが体に必要な脂肪酸ではありません

悪ものである脂肪酸も実は、脳に大切な働きをする

食事情が時代と共に変わり、体に良いとされていた食べ物が、今や悪ものになってしまっているものがあります。コレステロールや脂肪酸の一部が、肥満や心臓病と深い関係があると敬遠され、同じ脂であっても、良い脂と悪い脂に分かれています。イヌイット

そもそも何故、DHAとEPAなのか

特に体に良いと言われていたマーガリンは、トランス脂肪酸と呼ばれ、アメリカでは使用禁止になりました。そんなところから、スーパーのマーガリンは値下がりするばかりで、『マーガリン=体に悪い』ということは、多くの人の周知のするところです。

今日、魚を食べる人が減ったせいか、魚に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)の摂取を促す記事を、沢山見ます。

認知症予防の食べ物として、最低1日のうちに魚は食べるべしという記述をみると、汗をかいているのは私だけではないはずです。

DHAやEPAは、1980年に野菜を食べないイヌイット族に、心筋梗塞などの血栓症が少ないことから、研究が始まりました。青ざかなに含まれる脂、EPAに血栓予防の働きがある事がわかったのです。また他にも、脳や神経にも沢山含まれていることが分かってきています。

ご存知のように、心筋梗塞や血栓症は、血管が硬くなる動脈硬化を起こした時、ダメージを受けた血管壁に血小板が集まります。血小板がかたまり、血管を塞ぐ血栓となることが原因です。動脈硬化の原因は、悪玉コレステロールです。血小板は、ダメージを受けた血管を守るために、例えばすり傷を受けた際、血液が固まるのと同じ働きをするのです。

この血小板を作る時に、アラキドン酸と呼ばれるN-6系の脂肪酸が働きます。アラキドン酸が悪ものになる所以です。アラキドン酸を抑制する働きがあると言うことは、血小板が作られにくいと言う事になります。

DHAとEPAの各々の働き

DHA(ドコサヘキサエン酸)の働きは、以下のとおり。

  • 悪玉コレステロールを減らし、善玉コレストロールを増やす
  • 血小板が固まるのを抑制
  • 血圧を下げる
  • 血液中の中性脂肪を減らす
  • アラキドン酸の作用を抑制

EPA(エイコサペンタエン酸)の働きは、以下のとおり。

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  • 血小板が固まるのを抑制
  • 血栓を溶解
  • 血管を拡張する
  • 悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす
  • 血液中の中性脂肪を減らす
  • 抗ガン効果がある
  • アラキドン酸の作用を抑制

アラキドン酸の働き

N-6 系脂肪酸のアラキドン酸は、肉、卵、魚の動物性脂肪に含まれるもので、控えるべきと言われてきました。特に卵は、コレステロールが溜まるので、1日1個というのが定説です。近年、健康な人であれば、問題ない事が分かってきています。

卵の中に含まれるコリンは、脳内で記憶力に関係する神経伝達物質の材料になります。脳を元気に、保つ食品なのです。

アラキドンは、上述したとおり動脈硬化、高血圧、心不全、脂肪酸、アレルギー性疾患等の原因になりますが、免疫系の機能を調整する等のはたらきがあります。精神の安定を測る役割もあるのです。

このことから、イヌイット族は、EPAを沢山とるために心筋梗塞になる方は少ないのですが、うつ病になる人が多く、自殺率が非常に多いと言う結果もでているのです。

悪玉コレステロール

飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールです。豚脂、牛脂、パーム油、バター等に含まれています。血液中の中性脂肪を増やしたり、血液の粘土を高めるために、動脈硬化の原因とされています。

しかし、細胞膜をつくります。また、女性ホルモンはなんと、悪玉コレステロールから作られます。

ある程度肉食をしなければ、更年期になった時に、更年期障害に悩まされるのです。女性ホルモンは、セロトニン神経系を刺激しセロトニンを分泌させます。セロトニンは前向きな気持ちにさせるものなので、減ることで精神的に不安定になってしまいます。

男性ホルモンもコレストロールから作られているために、肉を食べなくなる事で、男性にも更年期障害と同じ事がおきるのです。昨今の食事指導で、悪玉コレステロールを嫌煙するあまりでしょうか?男性の更年期障害の話を、良く聞くようになりました。

飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸は、脳のエネルギーにもなります。脳の重さは、約1.3Kg であるのにもかかわらず、食べたエネルギーの20%~25%も消費します。

DHAやEPAの発見は、大きな貢献となりました。当サイトでも、おススメと思われるDHAとEPAのサプリを、こちらで紹介しています。

でも、他の脂肪酸を軽視していると、今度は別の問題に悩まされてしまうのです。

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