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医療行為を行ってくれる公的介護施設とは

『公的な介護老人施設の種類と特徴を整理』のところでも書きましたが、現在、介護療養型医療施設は、大きく3つにわかれています。介護も必要、医療行為の支えも必要になると、施設での対応の有無を調べる必要があります。 ベッドで診察を受ける高齢者

医療型療養施設は3つの種類がある

自宅療養は無理だけど、かといって病院への入院はできない状況(下記)の場合、入院と類似した『医療型療養施設』が適切です。

  • 痰(たん)の吸引
  • 水分や栄養をチューブで胃に入れる胃ろう
  • じょくそう(床ずれ)
  • 鼻などから流動食を投与する経管栄養
  • 尿管カテーテル
  • 酸素吸入
  • 透析
  • ストマ

入所の条件は、要介護1以上の介護認定を受けていることです。

医療型療養施設には、『医療保険が適用される、医療保険型療養病床』と、『介護保険が適用される、介護療養型医療施設』があります。さらに、17年廃止に向けて、症状が少し軽い『介護療養型老人保健施設(新型老健)』も加わっていきます。

医療保険型療養病床の問題点

現実、医療保険型療養病床では、医療や看護をほとんど必要としない入居者が、約半数を占めておりました。新聞では、自宅で手に負えなくなった認知症患者でベッドが、いっぱいになる事例を読んだことがあります。

また、介護保険が適用される施設と比較して、看護師や医師が常駐するためにその報酬額が多額です。経費は、医療保険で適用されているために、市町村の財政を圧迫していることが問題となりました。

こうした問題点を受けて、厚生労働省は、医療保険型療養病床を2017年に廃止することにしたのです。

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介護療養型医療施設

これに伴い、現在の介護療養型医療施設は「介護療養型老人保健施設(新型老健)」や、医療療養病床へ転換されます。

要介護度1~5と認定されている人が対象です。

気になる医療行為ですが、介護療養型医療施設で、上記の医療サービスを受けることが可能です。ただ施設ごとに行っていないサービスもありますので、利用の際は確認が必要です。

介護療養型医療施設では、4人程度の相部屋が主流です。個室もありますが、相部屋の費用が1カ月、9~17万円程度なのに対して、個室(ユニットケア型)は、25万円を超えて開きがあります。

介護療養型老人保健施設(新型老健)

要介護度1~5と認定されている人が対象です。

入院するほど症状は重くないが、鼻などから流動食を投与する経管栄養など、一定の医療措置が必要な高齢者が入所する施設です。位置づけとしては介護療養型医療施設と介護老人保健施設の中間ぐらいでしょうか。

介護療養型老人保健施設(新型老健)も、介護療養型医療施設と同様、4人相部屋が主流です。1カ月の費用は、8~12万円で、従来の介護老人保健施設よりやや高めに設定されています。

公的、医療型療養施設の探し方

どんな施設があるかについては、地域包括支援センターまたは市区町村の福祉担当窓口へ。申し込みは直接施設へ問い合わせを行ってください。

有料の施設で医療行為を受ける場合

有料老人ホームの中には、病院と提携関係・協力関係を結んでいたり、敷地内に病院を設置しているところもあります。ただ、医療行為が単に健康診断と、応急手当の見立ったり、高齢者が抱えている病気に必要な診療科目がない場合もあります。

どんな医療行為に対応してくれるかどうか、あるいは、通院や入院が必要になった場合の付き添い有無、料金などは、入居時に例え該当する病気がないとしても押えておきたいポイントです。

インシュリン投与、透析、たん吸引、在宅酸素など、日常のケアとして医療行為が必要な方ならなおさら、老人ホーム内の医療体制を十分に確認しておく必要があります。

持病を抱えて、通院している方も、同様です。

 

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