必ず来る老いを迎える時、認知症も避けられない
先日(6月7日)に、虎ノ門発明会館にて行われた、認知症のフォーラムに参加してきました。
講義を行ったのは、和田行男さんです。
和田行男さんは、『大逆転の痴呆ケア』という書籍の作者であり、㈱大起エンゼルヘルプ クオリティマネージャーでもある方です。
講義の内容を、動画撮影しても良いですかという問いに、キラキラネットさんは、心好く了承してくれました。ありがとうございます。
今日行われた和田さんの動画を、全てアップすることができれば良かったのですが、いつも肝心な時は、ドジを踏む私。
今回も遅刻をしてしまい、二つ目の話の中盤からの撮影となります。
インターネットでも書籍でも、TVでも、必ず一つは新しい発見と感動を貰えることができるので、和田さんの話を是非、当サイトの訪問者にも聞いていただきたく思います。
この会館に来ていた方達は、多くは介護職の方だったようで、認知症を介護する家族だけでなく、同業者に向けてのメッセンジャーでもあったのかと、思い直します。
いや、老いは全ての方に平等に来るものですので、多くの人に語りかけていたに違いありません。
あなたは何歳で車椅子にのる生活をしたいですか?
ちょっと、遅れてドアを開けた途端、上記のような言葉が耳に入りました。
『あなたは、いくつで車椅子にのりたいですか?』と、衝撃的な質問をされた方、お気の毒です。
『最後まで元気で生きていければ、いいけど、そんなに簡単にはいかないわけです。』と続きます。
そぅ、そぅですよね。(汗)
和田さんは、国鉄職員を退職後、介護職について27年になるそうです。
今でこそ『自立支援』等という言葉とともに、”閉じ込めない介護”は多くの人に賛同を得られていますが、最初っから、うまく行ったわけではないといいます。
現在でも、障壁は沢山なのです。
介護職の在り方と、同業者の意識、社会との矛盾について、語られていました。
動画は4つに分けてあります。
それぞれのテーマは、以下のとおりです。
- 介護職のあり方
- 27年前から現在までの認知症を取り巻く環境
- 認知症とは何か?
- 老いと介護職
介護職のあり方
動画の最初の方がフラフラしていていますが、ちょっと我慢してください。
遅れてしまって短くて、本当にすみません。
今の介護職はレベルダウンしているのではと、問いかけています。
27年前から今までの認知症を取り巻く環境
介護職を27年間続けてきた和田さんから見た、認知症を取り巻く環境の変化です。
私がこのサイトを立ち上げからも、随分と環境は変わってきました。
人間性をとるのか、平穏な社会をとるのか、共存するためにはどうしたらよいのか、考えされられる内容です。
認知症とは何か
語り尽くされたように思える認知症の定義ですが、和田さんは誰も分かっていないと言います。
和田さんらしくて、ちょっぴりめちゃくちゃとも思えましたが、愛はありました。
私、すこし涙ぐんでしまいました。
老いと介護職
老いるということは、どういうことだろうって、考えされられます。
介護職の役割も今まで以上に、問われる時代になってきています。
介護職に預けている家族の覚悟も重要になってきています。
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