人員体制やサービス内容を見比べながら検討したい
母の通所リハビリ(デイサービス)は、介護老人保健施設に決めました。勢いで決めたとはいえ決めた理由は、家の近所だったことと、比較的新しいところだったからです。
私が介護施設の場所を決めた理由
建設時から何となく見ていて、一体何が建つんだろうって思っていましたら、介護施設だったのです。
『新しい』を決め手にした理由は、やはり人間関係。新しければほとんど新人ばかりが入ってくるので、古株の方に遠慮したり、人間関係でのトラブルも少ないという計算が働いたからです。なんと、私は、小さい人間なのです。(^_^;
老健と特養の違い
在宅で通う介護施設
ただ、在宅で通いながらリハビリを行うというサービスは、介護老人保健施設、介護老人福祉施設、認知症対応型通所介護事業などあります。また、サービスを区別する名称として、ディケアとディサービスに分かれています。
在宅と一時入所が可能な介護施設
母がお世話になる介護老人保健施設は、「老健」といわれているところです。母は通いで利用していますが、期間が限定されるものの入院することも可能です。
病院などでの治療が終わり、在宅だけで病気を安定させるには難しい方が入ります。自立した生活を行うため、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。
終身入所介護施設
間違えやすい介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)とは、「特養」と呼ばれています。介護保険施設の中では比較的安いし、入所期間も定められていないで終身入所できる施設ということが魅力になっています。待機人数が、多い事も特徴です。
要介護者に対し、「入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことを目的とする施設」とされています。
「特養」は、常に介護が必要で、自宅での介護が難しい方が入居して、基本的には「老健」よりは重い方が入居します。多くの人は、2つの違いを明確に認識できていない状況です。
厳密な違いを知るなら、実際個々の施設を訪れて、見学するなどした方が正確な情報を取得することができます。
順番待ちのある「特養」の早い遅いはありますが、入居する施設が間違ってしまったとしても、それほど深刻なものではないと思っています。また、入りなおせば良いと気軽に考えた方が、良いと思います。
大切なことは、要介護者と家族の負担がどれだけ減らせるのか、気分よく過ごすことができるのかにかかっているのです。
デイサービスとデイケアの違い
デイサービスとデイケアも分かりにくです。
当初デイケアは、理学療法士などによるリハビリティションに主体を置くサービスでした。ただ、最近ではデイケアでも、送迎や食事、入浴サービスを行う施設が増えてきています。
デイケアは、医師や看護師が理学療法士などが配置していることを義務付けられています。身体で不安な部分があり、特に回復を望まれる方に適しているといえるでしょう。
デイサービスの場合は、体の機能のみでなく日常生活の介助、入浴、食事、機能訓練等のサービスを行うことが目的です。
高齢者のように、社会とのかかわりが難しくなり、意欲的に生活する気力が衰えてきている場合は、デイサービスのような総合的なサービスで、精神的なハリを補うのに適しています。
どちらも似ていますが、要介護者の症状を見合わせて、判断していくしかありません。施設毎にも、リハビリの行い方などに違いがありますので、見学や資料を取り寄せて検討されるのが一番かと思います。
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