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自己判断でなく医師と相談して正しく選ぶ

運動器の障害は、高齢者の疾病の中でも安易にとえられていました。
介護認定も、腰痛で歩けないと言っても要支援どまりとなります。

特に内科などで『足腰が痛い』訴えると、『生きてる証拠』と医師に切りかえされたりします。

ただ次第に、ロコモ対策の声も大きくなり、整形外科の対応も変わってきていると感じています。
腰痛がある場合は、専門医に相談することが望ましいのです。
医師が歩行器の種類やメーカーを知らなくても、日常の生活の仕方などは指導してくれますのでヒントになるはずです。

 

腰が曲がっているなら肘置き型シルバーカー

腰が曲がってしまったり、前傾姿勢で歩いた方が楽だというお年寄りの多くは、脊椎圧迫骨折が原因です。
背骨(脊椎)の中の椎体という骨の部分の前方がつぶれているために、自然に前かがみになります。
腰が曲がったお年寄り

二つ目の理由は、腰をまっすぐに保つための筋力の低下です。
三つ目の理由は、腰部脊柱管狭窄を起こして脊髄を取っている神経が圧迫されて痛いために、腰を曲げて保護しているのです。

いずれにしても整形外科での治療は必要なのですが、痛みのために歩けないようでしたら、肘置き型の歩行車やシルバーカーが便利です。
高齢者が無理に曲がった腰を伸ばして、昨年亡くなった事故を見ましたが、何事も無理は禁物です。

 

腰痛にとって望ましいのは歩行車

ただ、腰痛対策にとって一番好ましいのは、まっすぐに伸びた背筋と姿勢です。
猫背や鳩胸状態のまま過ごすと、逆に腰に負担がかかるためです。
腰が痛いお年寄り

腰が曲がっていないのなら、楽ちんだからお安いからと言う理由で、前傾姿勢の歩行車やシルバーカーを選ぶのはやめましょう。
老人のスウェーデンケアを推進している、グスタフ・ストランデルさんなども、姿勢を悪くするシルバーカーに警告を発していました。

背骨は、背筋と腹筋の2つの筋力に支えられています。
背骨が骨粗しょう症などで弱くなったり軟骨がすり減ったとしても、背筋と腹筋を鍛えることで背骨を支えてくれるのです。

無理な筋力トレーニングは禁物ですよ。

腰痛がある場合は、歩行車に体重を預けることで転倒を予防しながら歩けます。
ただその際も、まっすぐに背筋を伸ばし、正しい姿勢で歩くことが腰のためには良いのです。

歩行車によって無理をすることなく歩くことによって、足や腰に筋力を増やします。
筋力を自然に増やしていくことで、痛みのある腰のまわりを保護し、コルセットの代わりとなって痛みを軽減させていくことができます。

直立になってみてください。
背筋を伸ばす時は、腕を脇につけ手の甲は左右外側に向いているはずです。
そのまま手をお腹の下で組んでみればわかりますが、若干猫背になることがわかります。

正しい姿勢で歩くことは、手の甲が左右外側に向いていることが必然となります。
グリップの高さも、腕が真下に下ろした時より30度から45度ぐらいなるようなところにある状態が、正しい姿勢を保つのに良いとされています。
低すぎるグリップは、前傾姿勢を誘います。

腰痛の人こそ、正しい姿勢で歩ける歩行車は必要なのです。


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