歩行車とは? | 歩行車の各部の名称と機能
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この記事の目次
機能を知っておくとお店でチェックしやすい
体を支えたり、荷物を運んだりするために作られた歩行車ですが、高さ調節や折り畳みなどの機能も備えています。
お店で選ぶ時に、知っておくと便利です。
グリップ
『歩行車とシルバーカーの違い』ところでも触れましたが、歩行車は体が後輪の間に入ります。
そのため、手の甲は左右外側に向きます。つまり、通常歩く時の手の位置です。
シルバーカーは、後輪より後ろに体がきて、手の甲は進行方向に向きます。
この時、前傾姿勢になりますので、この姿勢が辛い方は要注意です。
歩行車のブレーキは、自転車のブレーキと同じ扱いになり、シルバーカーは指で手前に引くようになります。
杖の設置
機種によって、杖を設置できるようにした歩行車と、そうでないものあります。
老人施設に通う場合や、病院で診察室を歩く時は、狭いので杖を使わざるを得ないこともあります。
あると便利ですし、使わなくても邪魔になるものでもありません。
下記の写真は、杖を先端を置く受け皿と、ハンドル部分のマジックテープです。マジックテープで固定します。
シルバーカーの方は歩行車と違って、ほとんど杖が取り付けられないようになっていますので、気を付けてください。
椅子
歩行車でもシルバーカーでも椅子がついていることが、アピールポイントのようです。
業者の方には申し訳ありませんが、椅子を座るために利用することはありません。
腰かけた瞬間、車輪が動かないようにブレーキが付いているのですが、ブレーキをかけてもピタッと止まらないのです。
休んだ後にブレーキを解除することが、お年寄りには煩わしいこともあります。
わが母は、何度説明しても、何故ブレーキが必要なのか理解できないようです。
安定性が悪いのと、椅子自体がやはりおまけ的な要素があるので、小さいのが欠点です。
上記のフレームだけのシルバーカーを持っている方は、実に良く分かっていて、最初から椅子なしのものを購入されています。
高さ調節
身長に合わせて高さを調節することができるようになっています。
理想的な高さは、グリップを握った時と腕をまっすぐに下におろした時との角度の差が、30度と言われています。(歩行補助器具(歩行車、杖、手すり)の高さ)
高さが低いと、前のめりになり腰に負担がかかります。
逆に高さが高いと、体を支えるのに腕に負担が大きくなってしまうのです。病院にある歩行器のように、肘まで載せられれば楽でしょうけど、腕だけでは負担になりますね。
折り畳み
折り畳み機能は、たとえ家で収納に困らないと思ってもアリのものを選ぶべきです。
お店の前や病院等で、置き場所に困ることがあります。
折り畳んでおくと、通行する人も少し邪魔かもと思っても、許してくれるものです。歩行車は考える以上に場所を取っているのです。
下記、左が折り畳んだ時、右が通常歩行時。
バック
安定性を重視する歩行車の場合は、奥行きが深くとられているために収納バックは小さめとなってしまいます。
歩行能力に自信があれば、シルバーカーにすれば大量に荷物を積むことが可能です。
歩行車で沢山荷物を運びたい時は、椅子を引き出してその上に置くなど工夫をすると良いです。
下記のバックは、マジックテープで蓋ができるようになっていて布製です。
車輪の種類と車輪の向き
車輪は360度回転できるもの、直進のみ、90度まで動かせるものとあります。
ほとんど場合、90度ぐらいで十分です。
ふらつきが気になる、まっすぐ歩くことが難しい方は、直進のみに設定しておくと上手く歩くことができます。
下は360度回転可能なものです。
また、車輪は大きければ大きいほど、凸凹道での負担が減ります。
下記くらいの段差は、上記の車輪で力を入れて押せば上がります。
最近は段差を上がりやすいように、車輪に杖みたいなものがついて、楽に歩けるものも発売されています。
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