健康寿命を延ばすには、自分の意思で歩くこと
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高齢者病気を予防医学で吹き飛ばせ
3年前、介護の市民講座に参加した時、大学病院の医師が、『最も理想的な最後はピンピンコロリ』だといった言葉が脳裏に焼き付いています。
『あ~こんなに簡単に、死のことを口にしてしまうんだな』ってギクッとショックを受けたと同時に、多くの人間の正直なところだったからです。
日清食品の創業者 安藤百福氏は死の前日まで公演をしていたといいますが、まさに、あやかりたいところです。
生活習慣病の予防には運動が必ずある
病気の多くは、遺伝的なものはあるにしても、生活習慣病が大きく原因となっています。
原因が分からなかったアルツハイマー病にしても、動脈硬化をはじめとする血管病の予防が一番であると、最近言われ始めています。
血管病の予防の第一は運動です。
足、腰と言った運動器障害においても、老化だからと諦めていました。
だけど、食品や筋力トレーニングを続けることで、悪化を抑えることができと分かってきています。
整形外科では、運動している人の写真を患者に渡し、書店でもロコモ関連のトレーニング本を置き始めています。
市民会館では、体操教室などが始まっています。
いずれにしても、筋力トレーニングを続けるためには、運動を教えてくれる場所まで移動しなくてはなりません。
自分の意思で歩けることを喜ぼう
外出して歩くことは、多くの副産物が得られます。
若くて健康な私たちは気づきませんが、高齢者には健康寿命を延ばす大切なことです。
季節に合わせたファッションを選び、女性ならばメイクをして男性とて髭をそり身だしなみを整えます。
行き先を調べて、道順や交通機関を選んで、所要時間も算出します。
目的地に着くまでの間の風景は、季節を感じ、他人の声や会話を耳にして視野を広げることができるのです。
公共施設の掲示板に張り出された、講習会や教室、コンサート、絵画展などが目に入り、予定外の外出が増えることも考えられます。
暑い、寒いといった体感的なことも、にぎやか静寂といったことも、虫や鳥の鳴き声全てが、五感を刺激して、精神的な活力になります。
うなぎ屋さんの前を通って、美味しそうな臭いを嗅ぐことだってバカにしてはいけません。
どんなに親しい間柄でも自分の足にはなれない
自分の意思で歩くことができなって、介護する家族に『ただ歩きたいの』と告げるには、勇気が要ります。
一度や二度ならともかく、いつもいつもは、付き合ってくれないでしょう。
自分で歩けるとことは、介護する家族のQOLをも低下させないことに繋がっているのです。
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