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ロボット介護機器の風は歩行車にも吹いている

経済産業省や厚生労働省は高齢者社会に向けて、『ロボット技術の介護利用における重点分野(平成26年2月改訂)を公表して、介護ロボットの推進を行っています。
そのため介護でも、ベットや車椅子、セラピー、入浴、食事と次々と開発されてきていますが、歩行車にも徐々にその流れがやってきているようです。

 

R.T.ワークス社の電動歩行アシストカート

2014年10月1日~3日までに行われた『第41回国際福祉機器展H.C.R.2014』、また、同年10月15日~17日で出展された電動歩行アシストカートを紹介します。
R.T.ワークス社の電動歩行アシストカートは、今年の6月中旬に東京都内の特別養護老人ホームを、訪れた安部首相も体感しています。その時安部首相は、『これこそ高齢化社会でもとめられるものだ』と興奮気味に語りました。
R.T.ワークス社電動歩行アシスト

 

電動歩行アシストカートは、ハンドルを握って歩くだけの操作で、内蔵されているロボット技術用より上り坂はアシストで楽に登れます。下り坂は自動ブレーキが動き、一緒に歩く人に負担をかけずにゆっくりと動きます。
路面状況や速度、荷物の重量などに応じて快適な歩行をサポートする、『動く手すり』というのがコンセプトになっているのです。

3G回線を搭載しスマートフォンやクラウドに接続したり、GPS機能で現在地を把握するなど、ヘルスケアや見守りなどに使えるように応用可能となります。

2012年より開発をはじめ、政府の補助金を受けながら13年に試作機を完成しました。
2013年11月には、「2013国際ロボット展」の経済産業省のブースに出展して、大きな反響を得ています。
2014には、上記の2つの展示会で発表しています。

さらに、経産省ロボット介護機器導入実証事業の一環である『ロボット介護推進プロジェクト※』で認定も受けているということです。
※)ロボット介護推進プロジェクトとは、ロボット介護機器の量産化・市場導入の土壌熟成の為に実際の介護現場での活用を通し、その効果検証と改良を経て普及啓発、教育活動を実施する事業だそうです。(朝日新聞Digtalより)

当初この電動歩行アシストカートは船井電気で開発していまいしたが、7月1日よりR.T.ワークス株式会社を設立しています。
集中して事業展開を行っていくもようです。

電動歩行アシストカートは発売前であることから、寸法などの詳細仕様はまだ入手できていません。
具体的に機能をまとめると以下のとおりとなります。

  • 電動アシスト自転車と同じ感覚で坂道を登れる
  • 下りは自動制御でブレーキがかかりゆっくり歩ける
  • 様々な路面環境も楽に走行できることを目指す
  • GPS機能を搭載し現在位置が確認できる
  • 3G回線を搭載しスマホやクラウドの利用が可能
  • 折り畳み可能で、片手で持ち運び可能
  • 軽自動車のトランクに収納可能
  • 色は、シルバー、ブラウン、ブラックの3色
  • 価格は予定では10万円以下をめざす

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