高齢者の下痢に難問?自宅にいる時だけ母は下痢をする

8月から続く下痢の原因は、結局不明のまま

今年の夏は、暑い日が続きました。ディケアの介護士にも協力してもらいながら、水分補給を促し、冷房の温度にも気を使っていましたが、母は体調を壊します。

下痢をして食事を食べない上に、水分も飲んでくれません。パウチに入れられた水ゼリーに、何度も助けられました。無かったら、脱水で救急車だったでしょう。起き上がることもせず、赤ん坊のように寝たままパウチを口にくわえて飲みほします。体調のどこが悪いというのではなく、ただだるいようにも見えます。 何故

コップに入れた水も試しますが、起き上がるのを嫌がり見向きもしません。食事も、パウチのタンパク質ゼリーで、何とか、おなかを膨らませます。

食事をとらない時は、水分不足が気になり、必ず水ゼリーとタンパク質ゼリーの両方セットで食べてもらう日が続きます。

あれ?自宅以外では下痢をしていない

ふと、気がつくとおかしいと感じました。下痢をしているのは、自宅にいる時だけなのです。朝、ディケアの介護士に『昨日、下痢をしました。』とか、『今朝、下痢をしました。』と報告するのは私だけ。夕方、介護士からは、『食事もしっかり、おなかも痛くないと言っていましたよ。』という報告を受ける状況が続きます。

医師にも伝えましたが、『暑さが続くので、体調を崩しているのかな』といったやんわりとした対応です。ただし、水分補給は、さりげなく促されます。

当の母は、飲み物の取り過ぎで、腸が吸収しきれずに、便がゆるくなるのだと私に逆切れしてしまいました。母は理屈が理解できないと知っていても、私はこの言葉に真正面から反応して、暑い夏に水を飲まなくては倒れてしまうと繰り返します。最後に母は、水が原因で下痢になると言い張り、怒鳴り合いになってしまうのです。

ディケアでは異臭を指摘

ディケアの方から、洋服についた臭いがキツイと、全ての着替えを持ち込むようにと指示されていました。失禁の臭いには気をつけて、ズボンを履きかえさせていましたが、プライドもあるのか、娘の言うこともそうそう聞いてはくれません。『昨日履き替えたばかり』、『まだ大丈夫』と、着替えを嫌がります。強制すれば、また大声を出さなくてはならないと、そのまま放置してしまうのです。

ズボンだけでなく、上の肌着やブラウスもニオイがしみついていたようで、全ての洋服をバッグに詰め込まなくてはなりません。この時、もっと深入りしていれば良かったのですが、母の自尊心もあり踏み込めなかったのです。

下痢を隠し続けた母は、腎盂炎になってしまった

9月のある朝。起床時間が来ても、部屋では音がしないので、不審に思い部屋に入ってみます。母の意識がもうろう、言葉が発せないままの状態です。私の言葉を理解せずず、立ち上がろうとしても、体はこんにゃくのようにふにゃふにゃで力が入りません。

最初に、水分不足による高熱を疑います。水ゼリーとタンパク質ゼリーをやっとのことで飲ませますが、時間が経過しても症状はうつろなまま、熱は下がりません。主治医にも電話で相談して、救急車を呼ぶことにしました。

救急車の中で、血圧を測ると、なんと200を超えていました。

搬送先の病院では、はっきりとした病名が明らかにされないまま、連日点滴を処方されます。車いすを借り、病院に点滴を受けるために通います。 ただ、点滴を受けているからと静かにしていられるはずはなく、初日はうんこがしたいと駄々をこね、ベットの上でさせられます。しばらくすると、おしっこがしたいとまた騒ぎ出し、点滴を持ちながらトイレに駆け込みます。

姉の部屋では下痢が起きない

不思議なことは、この期間にも起きました。初日の母の体力では、2階居室に行けないので、姉の部屋を借りたのです。2世帯で居住環境は、分かれていて姉の家といってよいでしょう。

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姉の家ではお腹も壊さず、無事過ぎました。2日目は、私と一緒に暮らす2階に戻ります。やっぱり下痢をします。

この時に、便で汚れたままのお尻でリハビリパンツを、履く姿を見てしまったのです。というより、畳もトイレも便だらけだったのですが。ディケアで、着替えの持参するように言われた、意味がはっきりとわかったのです。私に下痢を、隠していたのでしょう。

点滴を受け続ける5日間の間、ベットとトイレの間を、車いすと点滴の棒を押しながら往復しつづけます。5日後に、治療の終了を告げられますが、母が息苦しいと訴えて、再度、再検査になりました。心臓のエコーと泌尿器科の受診をしました。

泌尿器科を受診した際に、膀胱炎であることが告げられて、最初の高熱も腎盂炎であったようです。全ては、汚れたままのリハビリパンツを履き続けたことが、原因です。

受けた点滴には、下痢になる副作用もあり、この期間も下痢が続いていました。

腎盂炎の回復後も下痢は続く

その後まもなく、回復してディケアに行くと、何事もなく食事も全て食べてきているようです。相変わらず、朝の『昨日下痢をしました』という私の言葉と、夕方の『何事もありませんでしたよ。』といったやり取りが続きました。

ひどい時は、ディケアから帰ってすぐだったり、ディケアに行く直前だったりに下痢をします。出先では、絶対失敗をしないという、念力でもあるのでしょうか?

母のプライドより体を優先することに

私は、下痢をした際の母の衛生環境は最悪であることを知りましたので、引きずるようにしてお風呂場に連れて行き、洗い続けます。

この時の私を姉は、嫌がる母を大声で叱り、頭の血管が切れそうだと言っていました。母の自尊心が、娘にお尻を洗ってもらうのは耐えられないので、放置しておいてほしいのでしょう。

何度かそんなやり取りの後、やっとトイレの中から、私に連絡をしてくれるようになり、ウォシュレットで洗い流すことができるようになりました。お互い、楽になった瞬間です。

その後、医師よりトイレの中から、呼び出しができるベルを使うと良いと言われて、購入を決めました。

原因が分からず下痢止めで対応している

それにしても、何故、自宅にいる時だけ下痢をするのか?ケアマネージャーや医師に相談しますが、決定打は見つかりません。

医師は下痢をする可能性のあること、例えばカフェインをとると良くないなど、あれこれ話してくれます。ケアマネージャーも、便秘対策で使っているオリゴ糖が合わないのではと、尋ねますが違います。

ディケアに行っている時も、まったく同じ食事をとっているのですから、上にあげた食べ物が原因であれば、ディケアでも起きて当然だからです。

私が精神的に、かなり参ってしまいました。ケアマネージャーはショートステイをすすめ、医師は下痢止めを処方してくれました。

ショートステイは、母に聞いてみましたが、けんもほろろに断わられました。説得するのに私が疲れるだけだと、諦めます。 下痢止めは、自宅で過ごす日の朝食後に飲ませます。2~3回飲みましたが、このごろは落ち着いているのです。

高齢者の下痢の原因は、奥が深そうだ

多分、下痢になる原因は、一つではなく、いくつか重なって起きる気がしています。ディケアで着替えを指示された時から、私が気がつかないまま、下痢が続いていたに違いありません。

男性に多い下痢系の過敏性腸症候群は、ストレスが原因だそうです。母の下痢も、私といることへのストレスかもと内心考えています。言いにくいことが言えるのは、私しかしないし、言えば母のプライドが傷つくし難しいところですね。医師には、子供と接するように、自分が母親になったように接するようにとも言われています。

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