屋上に天然、室内は木の家具とドアが心に優しい
介護付き有料老人ホームがどういうところなのか、ひととおり分かったところで、館内見学に誘導されます。最初に案内されたのは、屋上です。えっ屋上?
土いじりは楽しい!
エレベータを降りて屋上に上がると、そこは郊外の公園のようです。季節の花を楽しみながら、過ぎ去った日の思い出をあれこれと考えるのも悪くはありません。
庭園の手入れをしている方が楽しそうに、利用者がここで過ごされる様子を話し始めます。この方は、息子さんが、同じ施設内でケアマネジャーをなさっているそうで、確か、副館長って聞いたような気がするんですが、ちょっと自信がありません。(ごめんなさい。)
右下に並べられているプランターを指差しながら、『利用者さんがやってきて、食べてしまうんだ』と言われます。
イチゴのプランターです。利用者さんが植えたのだそうです。食いしん坊の鳥に食べられないように、網が張られているのかな?と考えます。
グラディーションのかかった紫いろがさわやかなアイリス、今が季節です。
サツキに、手前がヤグルマ草でしょうか?普通のお宅によく咲いていていることから、屋上であることを忘れてしまいそうです。
麦も植わっています。手前はエンドウ豆?今のお年寄りだったら『田植えをなさった方もおられるので、田植えなんかもいいかもしれませんね。』って言いましたら、『実は、昨年やったんですよ。』という返事です。
花壇に水を貼るのではなく、衣装ケースに土を入れて、小道に並べたそうです。刈り取って、屋上で太陽の熱で乾燥を行うまでは、スムーズにいきました。その後のもみ殻取りは、非常に難しかったそうです。近くのJA(農協)に頼み込んで脱穀してもらったそうです。
みんなで、少しずつ分けあって食べたおにぎり、おいしかったそうですよ。きっと、そうに違いありません。
屋外に出ることは健康にも良い
太陽の光は、ビタミンDを作り、体内時計を正確にしてくれます。土を触ることで、時間を忘れて自然を楽しんでいるお年寄りの姿が目に浮かぶようです。よく晴れた日は富士山が見えるとかで、どこの場所に見えるのか、花壇の中に目印の棒も立ててありました。楽しそうですね。
モデルルームを拝見
館内には見学者のために、モデルルームがあります。中の作りはほぼ同じです。
ここにある家具は、最初に施設側で提供されるものです。さらに自宅から仏壇や家具、お気に入りの観葉植物などを持ちこめるようです。
本を読んだり、手紙を書いたり・・・。
ベッドです。介護用のベッドですので、ベッド全体の高さや起き上がりを助けるために、電動で操作ができるようになっています。
ベッドの下は、キャスターが付いているので、楽に動かせます。
緊急時ナースコール用です。安心です。
身だしなみをチェックすることも若返りのひけつ。洗顔からスキンケア、メイクと、一連のことがここで行えますね。
車椅子でも楽に利用できる、ドアが2面になっているトイレです。便器の後ろが収納になっています。
収納はたっぷり。
外側にも収納があります。鍵もついているようでした。外出時の歩行器や、つえ、靴などを入れておいてもいいと思います。
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