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地方自治体の認知症講座の、申込から会場の雰囲気

専門家の意見に耳を傾け続けよう

回覧板に、自治体主催の認知症講座を見つけました。あまり、地域の回覧板などに目を通すこともありませんでしたが、想像以上に良い講座や、お得な情報がのっていたりするものです。講義室

市民講座は受付から30分で締め切り

さっそく、申し込みの電話を入れたら、申込日にお願いしますと断られました。随分と厳格なのだなぁと、申込日まで待って、電話を入れると、なんと既に定員に達したので締め切りましたとのこと。

私が電話を入れたのが、申込日のお昼すぎで、申込時間の30分経過した時点で50人の申込があったというのです。

多くの人が自分のこととして考えている

老人のボケなどとひどい言葉から、老人性痴ほう症、今では、認知症という言葉が使われ、一般の人も後ろめたい気分を味わうことがなく、口にしたり、友達を誘って認知症講座に参加できるようになってきたのは、良いことです。

しかも、こんなに早く平日のお昼からはじまる(働いている人には到底出席できない時間帯)講座でありながら、一気に埋まってしまうということは、それだけ困っている方が増えているという証拠でしょうか?

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別の講座『第15回健康の集い』を紹介してもらう

私の場合は、すでに母には認知症の症状があることを認めているので、ぼやぼやしているわけにはいきません。電話を入れたついでに、他に同じような講座はないかどうかを聞いてみました。講座の講師を務める、『わらく』というディリサービスの介護センターに電話をして相談をしてみるように言われ、問い合わせをします。

『わらく』の担当者の方は、大変親切に対応してくれました。立ち入り過ぎたことを聞くこともなく、私の苦労をねぎらう言葉をかけてくれました。担当者の方に、小杉のユニオンビルで行う『第15回健康の集い』を紹介してもらったのです。

介護講座に出席しているのは、3パターンの方

ユニオンビルについたのは、10分前。150人が入れる部屋に既にあいている席は、数カ所しかありません。目が悪いので強引に前に行き、やっと見つけた前から3番目の席に座れました。『まさかーこんなに気にかけているとは』と、あらためてビックリです。

いささかおかしくなった母を抱えて思うことは、老人の介護はいわば知恵比べ。決して献身的なとか、美しい愛情だけでは解決しえないものがあるということです。

介護のツールを駆使し、専門家の技や知恵を借りる時代です。介護者の体力と精神力だけでは、限界なのだと多くの人は知りはじめています。

この会場に来ている150人の方は、上記のようなことは十分承知のようです。周りの会話に少しだけ耳を澄ましてみると、すでに80歳や90歳になる方が、自分がボケてしまった場合のことを考えてきておられる方、実際介護現場で苦労している方、認知症の親を抱えている方といった3パターンの方達が来ているようだと思いました。

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