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介護コミュニケーションロボットが、有能なマネージャーになった

かゆいところに手が届く、生活支援ロボットといえるかな

以前、コミュニケーションロボットの紹介をした際に、私が提案するコミュニケーションロボットとして、会話ができることと書きました。そしたら、できていました。国際福祉機器展で会話をしてみましたが、私が話す言葉を理解して、適格な返事を返してくれます。

Chapit(チャピット)というのだそうです。チャピットの機能は、会話ができる、予定を知らせる、家電のリモコン代わりになる3点です。一人暮らしのお年寄りや、時間管理の苦手な方をサポートしてくれます。介護コミュニケーションロボット

びっくりするほど高性能な音声認識ロボット

かつて音声認識をさせるためには、音声認識をしたい人があらかじめ声を、登録しなければなりませんでした。何時間もかけて、多くの言葉を機械に記憶させる必要があったのです。

チャピットは、初対面でも全然OKでした。しかも、話しかける前にスイッチを入れたり、名前を読んだりする必要がありましたが、その必要もありません。まるで、家族に話しかけるように声をかければ、良いのです。

声をかけてから、ロボットの会話が始まるまでの時間にストレスを感じません。今までの会話型ロボットとは、印象を異にします。

タイマーで服薬を促してくれる

通信回線にはつながっていませんので、家電の遠隔操作や、他の家族の見守りには適していません。

タイマーで服薬や就寝時間、起床時間を音声で促してくれます。また、時間だけでなく曜日毎に設定も可能ですので、ゴミ出しの日やディサービスの日などを、ロボットから伝えてもらえます。

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服薬管理は、自立していても苦手な方は多いですね。つい、うとうととしていて、時間や日にちが分からなくなってしまうのも、お年寄りにはありがちです。私の母は、夕方なのに、朝と間違えることはよくあります。

今後、Wi-Fiを搭載ししてインターネットにつながる開発予定もあるようです。私の記事にあったように、当日の天気予報や交通状況などを、問いかければ知らせてもらえます。

メール機能なども加わり、遠距離介護を続けている家族に連絡することも構想にあるようです。

家電のリモコン代わりに

家電の操作を音声でできるのは、リモコン操作が苦手な高齢者は大歓迎なはず。テレビ、照明、エアコンなど、リモコンで操作できる家電製品のリモコン信号を、チャピットが代わりに発信することができます。

リモコンを置いた場所を探し回ることはありません。夜中に電気をつけようとして、転倒してしまったり、物が落ちて壊れてしまったりといったこともありません。

体を動かすのが容易でないお年寄りの、強い味方をしてくれるはずです。

話好きの高齢者もきっと満足

チャピットも、他のコミュニケーションロボットもそうなのですが、ロボットに多くのレクレーション機能を搭載しています。既に、通信回線を持っていて、天気予報などを知らせてくれるロボットも実はあります。

チャピットは、クイズや占い、暗記ゲーム、ちょっぴり難しいクイズなどを選んで、会話をしながら脳トレを行えます。会話をして口を動かすことは、脳に刺激を与えてくれます。

正直なところ、癒し系のコミュニケーションロボットは、自立度が高いお年寄りには、ちょっぴり自尊心を傷つけました。『子供じゃあるまいし』という言葉も、聞かれます。

一人でロボットと自問自答するのではなく、ゲームを通して会話をするので、こうした年寄りとて面目が保てそうです。デザインも可愛いけど、洗練されていておしゃれなのも大人用の感じがします。

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