高齢者はトイレを汚すものと割り切り、トイレ掃除の効率化を

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お尻拭きシート?それで済めば介護職はいらないわよ

高齢者、特に認知症が進行すれば、尿失禁や便失禁はひとつの病状です。高齢者はトイレを汚すものと割り切り、目くじらを立てないための施策を講じます。頭に血が上っても、相手はキョトンとして罪の意識はなく、何の解決にもなりません。

ただ、周囲の様子を見る限りは、在宅介護から施設への切り替えどころは、どうやらこの時期のようです。それもありかもしれませんね。

汚れ度に合わせて対応する

毎朝ポータルトイレの汚物を、トイレの便座に流した後、トイレ掃除をしています。このポータルトイレの消臭剤が、便器を黒ずませるのです。1日でもトイレ掃除を怠れば、くっきりと後がつくほどです。介護者のトイレの悩みは、尽きません。

さて、高齢者が汚したトイレを掃除する際のポイントを記述します。

トイレ掃除は、『最大級の汚れ』、『許容範囲の汚れ』、『最小の汚れ』の3段階に分けて、心構えが異なります。

介護には強い精神力と、割り切りが必要です。消防士が炎を顧みず消火活動を行うがごとく、トイレの汚れも同様に立ち向かわねばなりません。汚れ具合に応じて、気合いを入れることから始めてください。 いざ、出陣。 鉢巻き姿の女性

最大級の汚れ

両親2人を介護した義理の母は、高齢者の便のにおいは子供のそれとは違い、強烈に臭いといいます。高齢者の腸には、悪玉菌が多いからです。私も同感です。

特に失敗する時は、長期間便秘をして、下剤を飲んだ後などが想定されます。下剤を飲まなくても、汚す時の便のにおいは強烈です。

先ずは、マスクとゴム手袋をして下さい。床も汚れています。洗い流せるゴム草履のようなものに履き替えて、完全防備します。

トイレに間に合わず、リハビリパンツの中の汚物が入ったままの場合があります。脇をさいて脱いだ方が良いか、足を抜いて脱がせた方が良いかはその場の状況次第です。

お尻拭きシートでは間に合わない

リハビリパンツが汚れている際は、高齢者のお尻も便だらけです。法人の介護サイトでは、市販のお尻拭きを勧めています。赤ちゃん本舗などには、確かに分厚く大きなお尻拭きがありますが、50%ぐらいの確率でこれでは間に合いません。

高齢者の意思を確認し、そのまま浴室で洗い流しても良いか聞きます。多くの高齢者は、面倒がりますので、その際は(ここからが書くのが勇気がいりますが)、トイレの雑巾で拭きます。縫っていない普通のタオルがお勧めです。

トイレの雑巾を汚いという方もおります。でも、考えてみてください。ほぼ毎日、除菌効果のあるトイレ洗剤をしみ込ませています。私は、トイレ洗剤は『ドメスト』と決めていて、ドメストの消臭効果と除菌効果がピカイチです。雑巾はトイレ掃除の後に、何度もすすいで天日で、さらに消毒。どんなタオルよりも、清潔と信じています。

しかも、トイレのすぐそばにあるために、さっと拭きとれる便利さも見逃せません。それでも抵抗があるなら、トイレの雑巾を使用した後に、市販のおしり拭きシートを使えば良いのです。

お尻拭き取りシートは、確かに聞こえが良いですね。一気にお尻の汚れをとるしなやかさは、ありません。紙は思いの他硬くて、何枚も使わなければならないのですよ。 赤ちゃん用のお尻拭きシート

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盲点はペーパーフォルダー

失敗してしまった際、直ぐに家族を呼ばない高齢者もおります。プライドがあり、自分で何とかしようと、思考錯誤を試みます。手近にあるトイレットペーパーを使いますが、便のついた手で、フォルダーを抑えて便だらけ。

同様に、水洗レバー、ウォシュレットを使用するならそのボタン、電灯のスイッチ、ドアのノブなどが、まず最初にチェックして掃除を行うところです。壁も盲点ですが、多くの場合汚れています。 洋式トイレ

床はトイレの雑巾で

便がついた床を、新聞紙で拭くという方もいます。うまくとれないはずです。布の使い勝手にはかないません。

高齢者のお尻を拭いた後、汚れのついていない場所で拭きます。もし、雑巾が便だらけであれば、便座の中にきれいな水を貯めて、さっとすすぎます。床の便がとれれば良いのです。後、改めて、新しい雑巾で拭きなおせば、問題はありません。

さんざん、便をとるために使用した雑巾は、ドメストの除菌効果を信じて洗い、再び使用しても良し(笑)、精神衛生上捨てるのも良いかもしれません。

これ以降は、許容範囲の汚れと同じで、下記の章に移ります。

許容範囲の汚れ

ゴム手袋と、トイレ用のスリッパで、掃除ができる程度の汚れです。

100均でも売っている、不織布のタワシにトイレ洗剤をつけ、汚れが少ないと思われる部分から、拭いていきます。 ドアのノブ、電灯のスイッチ、便座のフタ、ペーパーフォルダー、水洗レバー、ウォシュレットのボタン、便座の順です。

もし、高齢者がウォシュレットを使用するなら、ウォシュレットの棒を引き出し、不織布のタワシの別の面で、挟み込んで拭いてください。私の母はウォシュレットを使用できませんが、使える方でも正しく使用しているとは限りません。

再び、ドアのノブを拭いていた面で、床を拭いて、床も洗剤で消毒します。きれいに見えても、汚物がこぼれている可能性が大だからです。

次に雑巾を軽く絞り、上述と同じ順番で拭いていきます。2回くらい重ねて拭くと、洗剤がとれてすっきりするはずです。

トイレの棒の付いたたわしを使用して、便器の中をこすり、水洗レバーで水を流して、たわしをすすげば終了です。 トイレブラシ

最小の汚れ

ゴム手袋で、掃除ができる程度の汚れです。

ポータルトイレで消臭剤を使用していれば、毎日、洗剤を使って便器の中を洗う必要があります。毎日のことですので、たわし置きを常にそばに置いて、さっと済ませたいところです。

水を含んだ雑巾の隅を使用して、ドアのノブ、ペーパーフォルダー、水洗レバーだけは、洗剤で拭いた方が良いようです。きれいに見えても、汚れています。

後は、人の肌が必ず触れる部分から、水拭きをします。

普通のお宅なら、毎朝のトイレ掃除は、水拭きだけで十分なはずですが、高齢者がいる場合はそうはいきません。 当初、このことに気がつかなかった頃は、水洗レバーに糊がついたようになってから、初めて汚れる場所であることに気が付きました。

上でも書きましたが、トイレの洗剤の除菌作用は確かです。掃除に使用した手袋や不織布のタワシ、棒付きたわし、雑巾は、案外清潔になっているのです。そう考えれば、トイレ掃除はそう苦にならないはずですよ。

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