認知症予防の食事は、10つの食材を毎日食べること

バランスの良い食事の目安は

人間の体は毎日の食事から、作りかえられています。誕生時から増えないといわれている脳細胞でさえ、意欲的な生活を送っていれば、脳細胞や神経細胞の再生は行われることが分かりました。脳細胞の再生に使われる材料は、言うまでもなく、毎日の食事です。

うつ病には鶏肉を食べるとよいと、聞いたことがあるかもしれません。最近の子供が良くキレるのは、精製された砂糖や、スナック菓子の食べ過ぎのせいとも言われています。食べ物が体を作る他、心の状態も作っているのです。 家庭料理

同様に認知症によってよい食事とは、何かと言った話題は尽きません。脳を活性化させる成分と脳に良い食べ物でもまとめてみましたが、個別には解明されてきています。こうした脳に良い食べ物が、キチンと働く条件は、バランスの良い食生活があってこそです。

どの食品と言うより多品目をとることが大切

人間の体は、車やロボットのように、ガソリンのみ電気のみだけで、動くわけではありません。多くの食材から、体内で消化吸収して必要な栄養素を取り出しています。

細胞を再生成させるに足るだけの栄養素が、すべてそろわなければ、作り替えができないのです。或いは、体のどこかに不都合が生じてしまいます。

認知症の発症のリスクは、必要な栄養素が足りていないために起きるという研究がされています。久山町研究では、食事にパターンと、認知症の発症リスクとの関連を調査しました。

認知症の発症リスクを下げる食材

結果は、緑黄色野菜や牛乳・乳製品、大豆・大豆製品などを多く食べ、米や酒の接取が少ない方が、認知症の発症リスクを低下させていました。(下の箇条書きを参照)

しかし、特定の食品が認知機能に働くという考えもあるけど、多品目の食品を摂取していることが、優位に働いているのではと発表しています。

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多く食べた方が良い
  • 大豆・大豆製品
  • 緑黄色野菜
  • 淡色野菜
  • 海藻類
  • 牛乳・乳製品
  • 果物・果物ジュース
  • 芋類
減らした方が良い
  • アルコール
多品目の食品と健康との関連性

1985年に厚生省(今の厚生労働省)は、生活習慣病予防として、『1日30品目を目標に』という指針を出しました。しかし、30品目の内訳は明確にされませんでした。極端な話、野菜だけを30種類食べても、30品目になってしまいます。

2000年には、文部省、厚生省、および農林水産省から出された食生活指針では、『多様な食品を組み合わせましょう。』とあります。しかし、この発言は、多品目が健康に良いという、確固たる研究に基づいたものでもなかったのです。

多品目の食品と認知症との関連性

現在、多品目の食品摂取と認知機能低下予防との関連性は、国立長寿医療研究センターにて解明されています。

毎日の食事で多様な品目をバランスよく食べている人は、そうでない人と比べて、認知症につながる認知機能のリスクが約4割低いことが分かりました。同センターの大塚礼室長らが、60歳以上1200人を対象に、30点満点の認知機能検査を2000年から12年にかけて複数回実施した結果です。

大塚室長は、『脳の認知機能は、多様な栄養素によって維持されていると考えられる。また、バランスの良い食事をとるには、買い物や調理などの準備も必要で、そうした行動も脳に良い影響を与えているのだろう』と話しているそうです。

食品摂取の多様性評価表を利用しよう

では、多品目の食材かそうでないかの判断は、どうしたらよいのでしょう?高齢者の低栄養対策に良く取り上げられている、『食品摂取の多様性評価表』は便利です。

下記の10種類の食材を、1週間単位で振り返り、ほとんど毎日食べたら1点、食べない日があれば0点で採点していきます。 当然、目標は10点であることがベストとなります。

  • 魚介類
  • 肉類
  • 牛乳
  • 大豆製品
  • 緑黄色野菜
  • 海藻
  • 芋類
  • 果物
  • 油脂類
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