65歳以上の新規採用にまで高齢者雇用推進助成金が支給される

これからは、80歳でも会社へ通うのが当たり前の時代よ

87歳の母が就職活動を、行う意味が分かりました。国は政府をあげて、介護現場まで巻き込んで、日本の就業率を上げようとしているからです。

なんと、65歳以上の新規採用にまで、雇用推進助成金がでるようです。その額、1人70万円!

詳細は、後ほど書きます。電車のつり革

我が家の母は就職活動を継続中

要介護の母は、家族の反対意見にも馬耳東風のようで、新聞の求人広告を見ては電話をかけています。

40歳以降は専業主婦であったために、求人先の採用担当者にも、家族へ話すような物言いで、こちらが冷や汗をかきます。 しかし、電話をかける度に、昔のことを思い出すのか、言い回しが社会人風になり、着実にバージョンアップしているのです。これも、自立介護の一環なのかと、何故かうれしかったりします。(あれ?本当は困っているのですが。)

近所のハローワークでは高齢者の求人対応が十分でないために、先日、隣町のハローワークを紹介されます。内心、近所のハローワークが、嘘でも断ってくれればいいのにと考えます。ケアマネジャーが言うには、公務員は全ての人に公正にする必要があるからで、四角四面の対応はしょうがないのだそうです。

杖だけで

ディケアの自立介護のおかげで、杖だけでもなんとか歩けるようになった母は、教えられるままに、隣町のハローワークに出かけたのです。本当は、杖歩行は室内だけで、屋外は歩行車を使用しなければ危ない母です。

電車に乗り

JRの駅へ行き、路線図をみて切符の金額を確かめ、自動販売機で切符を購入します。ICカードのタッチパネルの下の細い溝の部分に、切符を入れて、電車に乗ったというのです。きっと、周囲に助けて貰ったに違いありませんが、本人は自立していることを見せるために、自分一人でやったと言い張ります。

駅からハローワークへ行く

隣町の駅からハローワークまでは、親切な人が同行したそうです。帰りは、疲れて道ばたのコンクリートの上に座っていたら、警官が車いすを持ってきて、最寄りの駅まで送ってくれたそうです。(多分、親切な人が交番に連絡してくれたのだと思います。)結局、往復とも人に頼ってなんとか行けた感じです。

這うようにしてやっと、自宅に着き、その間は5時間かかりました。足の遅い母だから大目に見て往復で2時間、ハローワークで1時間掛かったとするならば、空白の2時間はいったい・・・・何をやっていたのでしょうかね?恐ろしや、恐ろしや。

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暗くなったので110番通報する

私の方は6時を過ぎても戻らないので、母は迷ったと判断して、110番通報しました。

警官に87歳で就職活動をしていると告げたら、『87歳で』と少し驚きましたが、平然としています。母が戻っても、一人で出歩くことを責めず、『歩くことは体に良いけど、もっと早く戻って下さい』と、今までの世間の感覚と違います。年寄りは、自宅で静かに過ごすという時代ではなくなってしまったようです。

平成28年度雇用関係助成金に65歳以上新規採用事業者も対象

ところで、気が付かないうちに、厚生労働省は斬新な策を打ち立てていました。

定年引き上げ事業者へ対する助成金

元々、高齢者の雇用対策は、年金の支給開始年齢を引き上げから、60歳定年制を65歳に引き上げることでした。

しかし、今年10月19日に発表された『 65歳超雇用推進助成金の概要』をみると、引き上げ年齢は更に上がっています。制度を下記の4つのパターンに改正した場合、助成金をだすようです。

  • 65歳以上へ定年引き上げ 100万円
  • 66歳以上へ定年引き上げ、または定年を廃止 120万円
  • 希望者全員を66~69歳まで雇用を継続 60万円
  • 希望者全員を70歳以上まで継続雇用する制度 80万円
新規高齢者雇用に対する助成金

この制度と同時に、厚生労働省所管の独立行政法人より、『 平成28年度 雇用関係助成金のご案内~雇用の安定のために~(詳細版) 』というパンフレットが出されています。その中に、高齢者新規雇用時の助成金も盛り込まれています。(上記リンク先を開けて、48ページに詳細が書かれています。)

助成金を出す条件として、不正受給をしない歯止めの内容があります。他、労働条件として、1週間の所定労働時間が20時間以上で、1年以上雇用が必要と書かれていました。

定年引き上げの際は、1業者1回限りの助成金なのに、新規雇用の場合は採用した労働者1人当たりに対して、支給されるとあります。採用した人数が多ければ多いほど、事業者に助成金が支払われます。これは、大判振る舞いですよね。

要介護の高齢者でさえ奮い立たせて、何が何でも働いて貰わにゃーって気になりますよね。

支給額は2パターンで、大企業と中小企業で金額が異なります。括弧内は中小企業です。

  • 短時間労働者以外の者 70万円(60万円)
  • 短時間労働者 50万円(40万円)

みんな本気だよ!だから、今の若い人は、80歳になっても定期をもって、満員電車に揺られながら会社に通う覚悟をしておきましょう。恐ろしや、恐ろしや。。。。

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