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介護保険更新後の担当者会議に出席して良かったと思った点

なんとポータルトイレ購入が、こんなに楽にするなんて

介護という現場ほど、可笑しいものはないとこの頃考えます。不本意であっても、他の人の意見を取り入れてみると、我が身を助ける結果になることがあるんです。多くの介護者は、私と同じ懐疑的で、心にいくばくかの不満を持っているものですが、心を開くと良いこともあります。会議

介護認定がでると担当者会議は必須らしい

3月に介護再審査の認定申請をして、4回目。母の介護度は、要介護2に決定しました。初回時から順に書いていくと、要介護2、要介護3、要介護1、要介護2と、全くもって毎回もってよく変わるわけです。母自身の様子はそう変わることはありません。

介護認定が変わった時は、担当者会議をしなくてはなりません。担当者会議の構成メンバーは、ケアマネジャー、利用施設の看護師、介護士、リハビリ担当者、福祉用具事業者と家族介護人の私となります。

今までは、5人もの人間が入れる場所はないということで、自宅での会議を断っていました。しかし、ディケアの時間中に会議を行うのは禁止と、市からの要請あったそうです。ディケアの9割の費用は、介護保険で賄われているのですから、逆らう訳にはいきません。

その為、利用者の自宅で行うようになったようです。ケアマネジャーに、『どのお宅も同じように行っていますので』と、念をおされます。我が家は、3人は椅子なしでの会議となります。

階段用のリハビリを取り入れてくれる

母をお世話している方達から、母の普段の行動状況が、各々報告します。それぞれ立場が違う人たちどおしが、現状を報告し合い、問題点の有無の確認や、要望などを出していくのが目的となるのでしょう。

正直、困っている事情のほとんどは、母本人の前で口にできる事ではないので、会議をする必要性もそれほど感じていませんでした。

しかし、リハビリ担当者から、階段がないと母の部屋に行けない事に気づき、歩行と階段のリハビリを強化すると、提案してくれます。これって、リハビリの方が自宅まで足を運ばなければ、その必要性に気づくことは、なかったかもしれません。

高齢になると年々足腰が弱っていくことを、意識していませんでした。老いることに関しては、本人も家族も無頓着だったりします。多くの高齢者に接しているリハビリ担当者にとっては、ごく当たり前ことなのですね。

ポータルトイレを買い替える

母のポータルトイレが古いので、使い勝手が悪いのではと、福祉用具事業者から新しいポータルトイレの要請があります。この提案には、内心『ハイハイ、それが目的なのね』と苦笑いをして、購入を決めました。

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しかし、新しいポータルトイレ1個を買い替えることで、画期的な変化がおきました。母は、就寝後は室内でポータルトイレを使い、外のトイレを使わなくなったおかげで、トイレが汚れなくなったのです。私たち夫婦が、深夜トイレに行く時は、べたつく床に汚物が落ちていないかの確認から始まります。濡れた便座でお尻を濡らすことが無いように、便座も念入りに拭きます。こうした、儀式が毎日続いていて、当たり前になっていたのです。

ここ数日は、なんにも考えることなく用を足すことができる幸せを、かみしめる事になりました。

実は、母はポータブルトイレを持っていましたが、バケツが深く飛び散るために、浅い洗面器を入れていました。洗面器は直ぐに一杯になるために、一回使う度にトイレに流さなければならなかったようです。汚物の後始末は、母自身が運んでいました。(すみません、母が自分でやると言い張っていたのです。)

新しいトイレからは、ケアマネジャーに私が行うように指示されます。でも、ちょっと嫌だったのですが、実際やってみると、最近の消臭剤は高性能にびっくり。まったく、汚物の臭いがしないし、トイレの形状が簡単に流しやすい形状になっています。

しかも、母が行うと汚物が周囲に飛び散っていたようで、トイレの床はべたついていたのですが、今はサラサラ。母自身も、ポータルトイレの使い勝手がすっごく良いようで、積極的に使用するようになります。結果、トイレを使うので、部屋の空気が前よりすんでいるようです。

他のご家庭の話を聞くと、やがてポータルトイレまでも間に合わなくなるので、周囲にひくシートが必要になるそうです。なるほど、道具で幸せになることはできないけど、排泄介護の暗い気分から逃れることは可能なようです。

リハビリパンツも実は、介護者を助けるものだった

母と離れて、玄関先でケアマネジャーに、リハビリパンツの着用を促されます。この頃、母はリハビリパンツを履かないでも大丈夫と、自分で解釈して布パンツにしていました。本人の意志をだからとそのままにしていましたが、実際は、周囲に異臭を放ち、大変な迷惑を掛けていたようなのです。

考えてみれば、今は当たり前のように履いているリハビリパンツですが、なかった時の介護環境は地獄だったに違いないと思うのです。

人の助言に耳を傾ければ楽になれるよ

今回の担当者会議の教訓は、『介護者は人の言う事をちゃんと聞こう!』ということと、『先人が開発した排泄グッズのありがたみを知ろう!』ということでした。

今日は、支離滅裂でしたが、言いたいことは伝わっていると思います。

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