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もしかして認知症と思ったら、医療機関の受診を行う

脳も年齢と共に衰えるので、多少の物忘れや行動に不審な部分があっても、『年のせい』と周囲が、やり過ごしてしまう事があります。
また、本人が「もしかして認知症かな?」と気がついても、周囲に心配をかけまいと取り繕ってしまう方もいます。

いずれの場合も、認知症と似た症状でありながら、治療を行えば治る病気があります。まずは病院で受診することが大切です。
治る認知症であれば、原因を取り除けば、快適な日常生活を取り戻すことができるのですから。
雲のクエッションマーク

突発性正常圧水等症

治る認知症、特発性正常圧水頭症(iNPH)も進行すれば寝たきりにの記事に詳細を書いていますが、水等症は、脳室に脳脊髄液が溜まり過ぎて、周囲の脳を圧迫する病気です。

拡大した脳室によって、記憶障害、歩行障害、尿失禁などを引き起こします。

脳脊髄液は、体内にめぐるリンパ液と同じ成分で、脳や脊髄の組織を覆い、中枢神経系の保護を行う大切な役割を持っています。脳脊髄液は、脳室で作られて、原因が不明ですが溜まってしまうのが、高齢者に多い突発性正常圧水等症の特徴です。

脳室に溜まった脳脊髄液を手術で取り除くことで、症状は収まります。

慢性硬膜下血腫

転倒や打撲によって、頭蓋骨と硬膜の間に出血がおこり、血腫ができて脳を圧迫することで、記憶障害や物忘れ等がおこります。

硬膜とは、頭蓋骨の下のすぐ内側にある結合繊維の強い膜の事です。頭蓋骨の下には、硬膜・くも膜・軟膜とよばれる3つの髄膜が層をつくり、脳を包み込んでいます。
硬膜下血種とは、硬膜とくも膜の間にあるわずかな隙間に、血腫が溜まる事を言います。

よく耳にする恐ろしい病気のくも膜下出血や、慢性硬膜下血種と似ている急性硬膜下血腫でも、事故や転倒による外傷が原因の場合があります。
この二つのケースは、生命の危険性が高いので、高齢者の転倒には充分な配慮をする必要があるのです。

慢性硬膜下血種は、頭を打ってから数カ月後に症状が現れるケースです。生命の危険性は少なく、認知症などと間違われやすい傾向にあります。

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足元がふらつき、転倒しやすいお年寄りが増えるに従って、慢性硬膜下血種になる方も多いそうです。

頭をぶつけた後、3週間後に、片麻痺、しびれ、けいれん、失語症、精神症状、認知症、失禁などの症状が見られます。
手術により血種を取り除けば、完治すると言われています。
トイレの手すり

脳腫瘍

脳の中にできる腫瘍によって、通常頭痛、吐き気、神経系の異常、めまい、しびれ感などで発見されます。物忘れや認知症と似た症状が現れることもあります。

脳腫瘍が良性の場合であれば、手術で取り除くことが可能ですので、症状は収まります。悪性の場合でも、早期発見を心掛ければ、生存の可能性を上げることができます。

甲状腺機能低下症

甲状腺の働きが低下して、甲状腺ホルモンの産生が不十分になる病気です。

ゆっくりと進行し、体を動かす速度がのろく緩慢になります。
高齢者の場合は、うつ病と間違えられることもあり、アルツハイマー型認知症と同じような症状が現れるといわれています。

甲状腺機能低下症の独自の症状として、体重の増加、手足のむくみ、便秘、冷え性となります。毛髪は粗くなりパサついて、皮膚は乾燥しキメが粗くなっていきます。

治療は、甲状腺ホルモンを内服していくことで、改善されます。

アルコール依存症

大量にアルコールを飲み続けることで、認知症の症状が現れて、禁酒すると治ると言われていました。
日本酒のとっくり

 

しかし、近年の研究では、アルコールを大量に飲み続けた人は、30歳ぐらいから脳が委縮するという研究結果がでています。 研究では、大量にアルコールを飲んでいた高齢男性と、あまり飲まない高齢男性を比較すると、あまり飲まない男性に比べて認知症の危険性が4.6倍、うつ病のリスクも3.7倍になるという結果となりました。

認知症になる理由は、アルコールには血圧上昇作用があるので脳卒中などの脳血管性障害や、ビタミンB1欠乏による栄養障害などが関係しています。

アルコールだけが原因である認知症なら、禁酒を行う事で完治できますが、アルコール依存症になることで、アルツハイマー型やレビー小体型認知症と合併するケースも現れてきます。

 

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