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ストップ!認知症―しくみがわかれば予防ができる! で最新予防を学ぶ

今年出版された認知症予防の最新版だと思う

認知症の人も、その家族も、そうでないけど高齢の人も、中年も、若者も、皆に読んでもらいたい認知症予防の最新版が出ました。『ストップ!認知症―しくみがわかれば予防ができる! 』は、今年(2014年3月18日)に出版されています。くつろいでコーヒーを飲むところ

図解入りで説明しているのが嬉しいね

素人にはわかりにくい脳の話を、フルカラーや図解を入れて説明している所が、何と言っても嬉しいです。脳血管性、アルツハイマー、パーキンソン病の違いが、脳の図ととともに理解できます。

今の認知症予防の主流である、動脈硬化の4つの危険要素を上げ、血流を良好にすることが大切と書かれています。

  • 脂質異常症
  • 高血圧症
  • 煙草
  • 糖尿病

面白いデータに、血圧を下げる薬でアルツハイマー病を半分以下に減少したと言うことがあるそうです。動脈硬化予防は、脳血管性だけに限った事ではないようですね。

上記の4つは、脳血管性とアルツハイマーの共通する予防法ということになります。

パーキンソン病の意外な予防法

また、煙草はどんな病気でも害があると言われていますが、パーキンソン病には良い影響を及ぼすそうです。同様にコーヒーに含まれるカフェインも約30万人のアメリカ人の調査によると、コーヒーを飲めば飲むほど、パーキンソン病になるリスクが減少するそうです。

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パーキンソン病には、明確な予防法がありませんが、体と精神活動を積極的に行って、コーヒーを飲んで脳の血流を良くして、野菜・果物、魚などを多く取り入れた食事で血管を守ることだと書かれていました。

認知症に良いと言われているのは何故か、分かりやすく説明

認知症予防に良いと言われている、スポーツ、野菜・果物、EPA・DHA、漢方の抑肝酸、鶏肉に含まれているカルノシン、葉酸、n3不飽和脂肪酸などを取り上げ、ひとつひとつその働きを説明しています。

なんと、地中海料理は認知症を防ぐと言うデータ―もあるそうです。

今後、ips細胞がパーキンソン病に使われる可能性についても書かれていました。ips細胞は、新聞で何度か説明されていましたイマイチ作用が理解できませんでしたが、この本で分かったほどです。そう言えるほど、分かりやすく説明されていると思います。

著者の中谷一泰さんは、がん予防の書籍も書かれており、予防医療に貢献している方でもあります。

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