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認知症だって早く分かっても、どうしたらいいのか分からない

アルツハイマー認知症の早期発見が、画像診断装置PETなどにより現実的になってきています。
中には、遺伝子検査や血液検査でも早期発見ができる発表も、聞いたことがあります。
検査器に加えて、専門医による問診や認知機能検査などで、見つけることができるようになってきました。

ところが、いざアルツハイマー型認知症の疑いがあると診断が下されたとしても、その後の治療や具体的な生活指導はないことが多いそうです。
NHKにも、初期認知症と診断した医師への対応に、不満を持っている方が多いと放送されていました。
高齢者ウォーキング、ゲートボール

社会とのかかわりを断念せざるを得ない?

”軽い物忘れ”で、様子見ということでしょうか?
胃のポリープ位のものなのでしょうか?
ほおっておいたら進行することが分かっていながら、具体的な対応はありません。

”認知症という言葉”だけが先走りして、検査器の性能や、治療薬の効果ばかりが声高にTV、新聞、雑誌、WEB上で叫ばれている気がします。
でも、果たして認知症で悩む方の救いになっているのかどうかは、疑問です。

初期の認知症と診断された方は、まだ、社会での活躍をと考えている方も多いはずです。
子供がまだ独り立ちしていないかもしれません。
いえ、年配の方とて、治療やリハビリで進行を遅らせることを、強く望みます。

胃のポリープとは違うのです。

初期認知症の支援策は、明確にはない

現在、初期認知症(軽度認知障害)の支援策は、明確にはされておらず、個人が具体的に行動を起こしづらいのです。当サイトでも、 軽度認知障害の問題点をこちらに記載しています。

介護申請をして、介護保険制度を使いリハビリの施設に通うという方法もありますが、初期であるということから、それを望まない方もいます。労力を費やして申請しても、介護度がつかずに受給資格を得られないということもあります。

不安だけが心を締め、一体何の為の早期発見なのかと、悲しい思いをするだけなのでしょうか?

昨年からのオレンジプランが施行されたらしいけど

政府は、昨年から5カ年計画でオレンジプランと言われる、認知症に対する7つの施策を実行することを発表しています。
オレンジプランの7項目

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  1. 認知症の状態に応じたサービスの作成と普及
  2. 早期診断・早期対応
  3. 地域での生活を支える医療サービスの構築
  4. 地域での生活を支える介護サービスの構築
  5. 地域での日常生活・家族支援の強化
  6. 若年性認知症施策の強化
  7. 医療・介護サービスをになう人材の育成

その中で、認知症の早期診断、早期対応のために、認知症初期集中支援チームを設置するとあります。
このチームは、看護師や医師、介護福祉士が連携して、認知症の疑いが出た時から、連携して支援をするというものです。モデル事業では、開始しています。
でも、目立たないね。

イギリスのリンクワーカーの事例は、良い結果を生みだしている

6月9日(月)のクローズアップ現代では、スコットランドで行われているリンクワーカーの取り組みを取り上げていました。

認知症と診断された直後から、リンクワーカーがその後家庭を訪問し、認知症とは何か?
現在提供されている医療や介護サービス等の説明があるそうです。

その後、患者の生活支援と、地域での趣味活動の支援を行ってくれる様子が、TVの画面に映し出されました。

リンクワーカーとは、スコットランド自治政府が、臨床心理士や看護婦等に研修を行い、作られた制度です。
初期認知症の人や家族が、家に閉じ困らないように、当事者同士の交流会や勉強会を紹介します。
年金の支給や税金の控除等、認知症の人への優遇策を伝え、その手続きを手伝います。
この支援を、1年間無料で提供するのです。

TVでは、認知症を告げられ死刑宣告を受けたような暗い男性の顔から、イギリスのスポーツである「ローンボウルズ」に汗を流す男性の顔に代わって行きます。

早く! とにかく早く! 行動に

当サイトでも、『ケアマネジメントセンター方式』を紹介しましたが、個人の生活行動を取り戻すための生活支援を行い、認知症と上手に付き合っていきたいですね。
このことが、感情を揺さぶり、進行を抑えていくことに繋がるからです。

日本でも、認知症コーディネーターとか、認知症地域支援推進員といった制度が作られ始めているそうです。

待ったなしの状況、新薬の開発ばかりに注目せずに、もっと踏み込んだ行動が求められる時期ですよ。

 

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