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疲れた心をコントロールする知恵比べ、愉快に乗り切れ

要介護3の母を持つ身なのに、何故か介護疲れとか介護ストレスとかに縁が縁が無い私。
こう言う書き出しをすると、身内に認知症を抱えている方達に申し訳ないのですが、母はどんどんしっかりしてきてしまったのです。
手洗いをする女性

何度も繰り返す話は空返事を

とはいっても、会話は一方通行で、自分の興味のあることしかしゃべらないし、旦那と二人で話をしていると、直ぐに脈絡のないことを話しだし強引に割り込んでくる始末。

私が、『あ~そうね。』と、いい加減に返事をしようものなら、こりゃしめたとばかり次々に好きな話をし始めます。

『年代がかなり違っていることを、無理やり結び付けて話のつじつまが合わない』と、医師に相談すると、『訂正してもらって構わないので、それは、ちょっと違うんじゃないと言って、教えてあげてください。』というお答えを頂きました。

う~ん。
訂正することばっかりなんだけど。
面倒なぁ~とぼやきながら、気がつけば守ってきたわ・た・し。

ある程度は、ストレスを溜めないために、母が話をし始めると真剣に聞かないようにしています。
何度も何度も同じ話で、これは問題かもと思った時だけ、キツイ言葉を発します。

水分補給もばっちり

じゃ、何がしっかりしているの?と聞かれれば、長~い時間をかけて説得したことは、母がキチンと守るようになります。
今年の夏は、時間を決めて、お水を飲むようになったせいか、体調がすこぶる良いようです。

ケアマネジャーに、『水は飲んでいるか』と聞かれると、『はい、朝ご飯の時と、10時と、昼食時と、3時に飲んでいます。』と背筋を伸ばして答えます。

私は、その都度口出しすることはあまりないのですが、頑張って守っています。 偉いね!

ただ、ここに至るまでに、医師に、ケアマネジャーに、薬局に、ヘルパーさんに、私にと、何回も何回も言われ続けてきています。

真夏なのに部屋を閉め切って、冷房をかけない日が続いていたのに、今年は違う!
ちゃんと、部屋に行くとかかっています。
ただ、彼女の頭は条件分岐ができないようで、寒い日も冷房が入っていて、毛布をかぶって唇を青ざめさせている時も、何度か見ましたが・・・。

人並みの悩みも何故か解消

伊達に要介護3を貰っているわけではなく、普通の人が悩む排便の悩みも、少々あるわけで、絶えず香っていた微妙な香りも、何故か最近はバッタリと消えました。

微妙な香りが無くなった

すっかり諦めて、母の部屋を、『家畜部屋(私は意外と口が悪い!)』と言っていたのに、最近は脱臭剤なしで、人の部屋になっている!

勿論、体からも香りがしません。
『まるで、便器が歩いているようよ』と、旦那をぞーっとさせる言葉を言っていたのがウソのようです。

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でも、私は、母と一緒にトイレに入って手伝うことはしませんでした。
入浴も、お尻を洗ってあげたりもしません。多分、ヘルパーさんもしていないと考えています。

臭いが無くなった理由を私的に考察

香りが消えた理由は。ディケアで、優しいヘルパーさんに促されて飲むお茶にあります。当然、頻繁に尿意をもよおし、何度もトイレに足を運ぶことが良かったのです。
自然にトイレのやり方を、思い出したのだと思います。

パンツを履かないで、トイレから出てくるわけにいかないと言うところからはじまって、お尻をキチンと拭かなくてはいけないと考えるようになったのだと思います。
トイレだけは、人の真似をすることができないので、自力で思い出してもらわなくてはなりません。

入浴も、家族で一番最後に入れ、バスタブがどんなに汚れても大丈夫にしました。
私は湯船に入れることと、背中、足を洗うことが仕事でしたので、任務を終了すると浴室から出ます。
何度も何度も、入りたくないお風呂に入るにつれて、記憶が戻ってきたのだと思います。

入浴後の着替えは、手伝いますが、手伝ってしまうとやって貰えるものとして甘えて自分でやらなくなります。
介護は、危険が伴わなければ、適当に放置することも大切なのだと感じています。

悲しい事件は他人事ではない

7月には愛知県で、認知症の母親を殴るなどして暴行を加えて死亡させた事件がありました。
犯行に及んだ息子さんは、まだまだ楽しい時間を満喫できる46歳です。
平手で20回も母親を殴り、脳挫傷が死因だったそうです。

同じく7月には川崎市で起きた、認知症の妻を、殺害したこと認めた夫の起訴内容が報道されていました。
この方の場合、長男が事情を察して、妻を引き取ることを同意したのに、自分でないと介護できないと悩み、無理心中を図ったと書かれていました。

多分この男性の方が私より、介護に対して前向きで真面目な方だったのだとお見受けします。
きっと、『家畜部屋』とか、『便器が・・・』とか酷いことを絶対言わずに、黙々と介護を続けてきたのでしょう。

夫婦と言っても他人だし、口にできることとできない事があります。私は実の娘なのでそういうことが暗黙的に許されちゃうということもあるのでしょう。
両事件とも、すごく残念でなりません。

誤解を恐れずに思い切って書いてしまえば、介護はユーモアです。

介護者の負担をどうやって減らせるかが、今後の課題よ

介護の技術が進んで何もかも手を差し伸べるのも、仇となることもあると考えます。

認知症と言えども、感情も自尊心も持っています。
傷つけないように上手に、ADLを回復させる道を探り、介護者は何もかも自分で背負う必要はないと思うのです。

介護保険で介護の負担を和らげる行政サービスの利用を知らないために、利用の方法が分からないために、悲しい事件が起きている事例もあります。
認認介護や老老介護の場合だと、サービスのことを知っていても手続きが難しいこともあります。

このまま、衝撃の事件が続かないように、願わざるをえません。

 

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