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お年寄りからの危険信号は素早くキャッチ

記憶が抜け落ちている、多少言動に不備があるぐらいの認知症なら、施設も年齢的に致し方がないと受け入れてもらえるのですが、暴力や徘徊、奇声などがあると入所はかないません。
介護に手がかかり人手が不足してしまうために致し方がないことです。
思いやり信号機

BPSDは自分を守る防衛心理からきている

こんな場合は、精神科への入院しかありません。暴力や徘徊などの問題行為は、認知症の中核症状と区別され、BPSD(周辺症状)と呼ばれているものです。

日常生活で、適切な判断、生活に支障を及ぼし、家族や周囲の人とのコミュニュケーションが思うように行かなくなると、不安に襲われます。
焦ったり、自らを責めたりするうちに、気持ちが攻撃的になり、周囲を困惑させるBPSDを発症させていくと言われているのです。
自分を守るために生まれる防衛反応が、BPSDの原因と言われています。

こんな時、家族の心ない言葉や、近所や周囲の人の冷たい態度が、拍車をかけてパニック状態を引き起こしていきます。

精神疾患とBPSDの対応は似ている

NHKのクローズアップ現代で放送されていましたが、パニックを起こして壊れたお年寄りの対応は、精神疾患を起こした人との対応と似ていると言わていました。

お年寄りの生命に関わるために、車椅子やベッドに拘束されます。
抗精神病薬を服用し、うつろな状態で過ごさざるを得なくなります。
非人間的と非難されても、24時間四六時中、こうした高齢者を見守らざる得ない家族や介護現場の人たちの生活が壊れるなら、致し方がないことなのでしょう。

BPSDが医学的にどのような位置にあるのかはわかりませんが、認知症の進行と暴言や徘徊の量とは、同じではないことはわかっています。
「記憶障害、見当識障害、失認、失行、判断・理解力の低下、実行機能障害」などの多くの能力の低下が見られる方でも、BPSDの症状がない方もいるということです。

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実は、高齢者の家族は知っているはず

高齢者のいる家族は、うすうす気がついていると思いますが、せん妄を見たり、非日常的な行動が見られる時は、高齢者の心に負担がかかった時です。
はっきりしたことはわかりませんが、母に思い当たる節が、やはりあるのです。

BPSDを起こす高齢者本人は、その原因がわかりません。
そのまま放置したままにしておくと、ゆっくりと進行していきます。
ゆっくりなので、周囲は油断しますが、気がついた時は手に負えない状態になるのです。

面倒でも、1日少しずつ時間をとって過ごし会話を続けるだけでも、かなり違ってきますよ。
自らの生活は大切ですが、BPSDを進行させるよりはマシだからです。

衰えた機能を自覚しながらも、『どうも最近物忘れが激しいのよ』と笑って過ごせるような、安心できる環境と人間関係が必要です。
何かあったときも対応してくれる安心感、不安なこと心配なことも、大丈夫だと思えるような心のゆとりを得られれば、BPSDはなくなると考えています。

生活に追われているなら、スパっと施設入所への決断を

時間がとれないなら、ディサービスの利用もまだまだ先と思っても、介護付き老人ホームへの入所を検討すべきです。

一つ屋根の下で、顔を突き合わせている家族より、ビジネスと割り切って対応する介護士の方が対応が正しくなります。
どうやら、お年寄りには、その方が快いもののような気がします。

最初は固定観念から、家族に捨てられたのかもというショックから抵抗があると思いますが、毎日、同じ年代の人と接する刺激や、多くの時間を自分と接してくれる介護士とのコミュニケーションは、安心して過ごせる環境です。

先のことを考え、親の人生を背負いきれないと自覚したなら、思いきった決断が、後々幸をなすと思えるのです。

 

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