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オムツ型全自動洗浄トイレで、介護現場は楽になる

在宅介護で一番の恐怖は、寝たきりです。日頃、母の取り留めもない長い話に閉口していながらも、寝たきりでないことに感謝しています。おむつ交換の介護を受けている女性

みんな恐れている寝たきり

高齢者が、ディサービスに熱心に通うのは、寝たきりを恐れているからです。老人と同居していない人から見れば、まるで、遊びに行くようですよね。

ディサービスは、集団の中で社会性を回復させる精神的な面(認知機能の維持)と、衰えが気になる肉体のリハビリを、行うことで足腰の筋肉の維持が図れます。ちなみにリハビリを重視するなら、ディサービスよりディケアを選ばれることをオススメします。

寝たきりという言葉の裏には、排泄と入浴の問題があります。退屈であるという悩みと比較しても、上述の2点を他人に面倒みてもらうのは、かなり苦痛なはずです。

介護する側も介護される側もつらいね

排泄を介護するとなると、高齢者の絶対立ち入りされたくない領域の中に、ドスドスと踏み込んでいかなくてはなりません。介護される方の自尊心を傷つけてしまうということを知りながら、行わなければならない介護者自身の精神的な重みもあります。

また、おむつ交換の時に、高齢者を抱きかかえなくてはならないために腰を痛めます。尿や便臭もつらいものですよね。防臭マスクや手袋、密封ゴミ箱など、介護グッズを駆使しても、苦痛は強いでしょう。

人を介さず寝たままで排泄ができる

昨年2012年に、大和ハウス工業と㈱エヌウィックが、共同開発した自動排泄処理装置『マインレット爽(さわやか)』が販売され、さらに介護保険でレンタル品目に選ばれています。(参照URL:http://www.daiwahouse.co.jp/release/20121212093333.html

現在、㈱スマイルが開発した『マイレット安寝』という、自動排泄処理装置も、介護ランク4と5の方は、同様2012年にレンタルできるようになっております。

『マイレット安寝』は、2007年に行われた「国際モダンホスピタルショウ2007」で、『マイレット夢』という名前で、発表し多くの注目を集めました。

自動排泄処理装置の仕組みを紹介

この排泄を介護するロボットは、仰向けに寝たままで大便と尿ができます。紙おむつに似たオムツパットを履いてもらい、真っすぐ寝たままで排せつをしてもらえば良いだけです。オムツ型全自動洗浄トイレ

その後の自動排泄処理装置によって、下記のようなことが行われていきます。

  1. センサー大便か尿かを判断して、洗浄の水の量を調節
  2. オムツパットの排泄物を吸引して、ホースを通って本体に送り込む
  3. 指定した温度に水を温めてから、おしりを洗浄
  4. 温風でおしりを乾燥
  5. 微風乾燥でさらに、除湿を行う

イメージとしては、パットの中に排泄した尿や便が、掃除機のように吸いとられ、タンクに入ります。逆に、水のタンクから吸い上げた水を別の筒を通って、カップに流し込み洗浄する仕組みになっています。

紙おむつに似たカバーは、ほとんど汚れることがありませんので、下着と同じ1日1回交換すれば大丈夫です。簡単ですね。

おむつ交換の時の羞恥心は、一日一回に減ることで、食事や水分を控えることがなくなります。高齢者の栄養状態が良くなることが予想されます。オムツ蒸れからもなくなるはずです。

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完全密封されたままの処理ですので、臭いが漏れたり、床を汚すことはありません。介護者は、汚物をためたタンクの注ぎ口から、トイレに流しこむだけです。実際見ましたが、注ぎ口が工夫されていて、周りに飛び散らずに臭いも最小限なタンクです。タンクの洗浄も、密封状態で使うので衛生的ですよ。

国のお財布を助けられる

今、社会問題になっているのは、水分を含んだオムツの廃棄処理の問題です。オムツはなかなか燃えにくい上に、一度燃え始めると勢いを増して燃えるので、焼却炉を傷めてしまいます。

オムツの再生利用などの業者も現れたニュースを先日見ましたが、それだけでは追いつかないことは明白です。

家庭の奥さんの本音は、一人でトイレに行けなくなったら施設を考えると聞きました。このオムツ型の全自動洗浄トイレの存在を知ることで、自宅で介護する御家庭が増えれば、国の介護予算の節約にもなります。

自動排泄処理装置で不安なこと

この介護ロボットを仕組みを知って、心配だと思うことは、2つ。

寝たきりと言えども、BPSDの症状がある認知症の方は、動いてうまくいかないのではということです。認知症でなくても、寝返りを打ちます。

寝返りを打っても、傾斜30度ぐらいまでは大丈夫と書かれていましたが、オムツカップが寝ている間にずれることは、ないのかやはり心配です。もしずれることがないなら、パットを当てている部分に肌荒れが起きないのかも心配です。

もう一つは、洗浄後の、乾燥機能の精度です。温水洗浄便座でも、乾燥のために温風が出るタイプがあります。このトイレ、全く見なくなりました。乾燥するまでの時間が長いので、現実的ではなかったからでしょう。この自動排泄処理装置の乾燥機能が、どこまで精度が上がっているのか不明です。

また、『温水でおしりを洗浄するとあるけど、最初のお水は冷たいのでは?』とメーカー側に聞いてみました。家庭のシャワーのようにお水を出しながら温めるのではなく、しっかり設定温度に温めてから洗浄に使うので大丈夫と答えをもらっています。

メーカー側(スマイル介護機器販売)の資料には、この排泄ロボットの使用に向いている人とそうでない人の記載がありました。少し抜粋してみますので、検討の必要がある方は参考になさってください。

利用に適していると思われる方
  • 排便で困っている人
  • 夜間帯や介護者不在時にオムツを装着している人
  • 下剤やかん腸などで排便されている人
  • 感染症が心配な人
  • 常に仰向けで就寝される方
  • ALS・脊髄損傷などで長期に寝たきりの方
  • 介護保険給付限度額に余裕がある方
  • 女性
利用に問題がありそうな人
  • かなり太っている方
  • 就寝時に動きが激しい方
  • 足の拘縮や円背(猫背)がひどい方
  • 便や尿を定期的な状態チェックが必要な方
  • 介護保険給付限度額がいっぱい、オーバーしている方
利用が難しいと思われる方
  • オムツの装着も難しいほど足がクロスして、拘縮をしている方
  • 24時間便の状態などをチェックしなければならない方
  • 常に完全な横向きのまま排泄される方
  • 勝手にベッドから降りてしまう方
  • 常に摘便が必要な方
気になる値段は。

さて、気になる値段は、571,240円(税抜き)です。介護保険でレンタルをすれば、1割でだいぶ安くなると予想されます。介護保険の給付対象者は、要介護4か5です。ケアマネジャーに問い合わせてみてください。

 

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