都市部の介護老人ホームの実情、特養は夢のまた夢

金銭的に敷居の高い有料老人ホームの見学会に参加する

横浜市と川崎市の間にあるあざみ野は、田園都市線と地下鉄の通る新興住宅街です。あざみ野駅から東名、246を渡ったところに、緑色の屋根を持つワタミグループの介護付有料老人ホームがあります。

有料老人ホームなんて、我が家の実情には合わないと考えていたものの、選択肢の一つにならざるを得ない状況になってきました。都市部の介護老人ホーム

特養から有料施設へと切り替えざるを得ない状況

有料の老人ホームなんて、縁がないもの、庶民の私にはとてもとてもと考えていましたが、都市部となるとそんなことは言ってはいられません。

しかし、私が住む川崎では、リーズナブルな価格で医療ケアも受けることが可能な、公的介護付施設である、特別養護老人ホームは満員です。待機待ち人数が、多いところで1,600人、数百人というところもざらにあります。

地方の介護施設ごとに待機人数を調べてみると、これほどまでの数値にはなっていません。

厚労省は2002年より、新たに新設される特別養護老人ホームの、完全個室化を義務付けました。このことにより、高齢者のプライバシーと人権は守られたかのように見えましたが、土地に限りのある都市部では値をあげてしまいました。

特養の新設数が顕著に川崎は低い

しかも、川崎は特に・・・

先日、共産党の新聞(なぜかポストに入れられていました)を見ると、ここ8年間の特養の新設件数は、横浜で60カ所、川崎では13カ所です。都市の規模からいうと倍は違うというものの、この数値の差は泣きたくなります。

特別養護老人ホーム、略して特養は、入居の際に支払う入居一時期がゼロ、毎月支払う月額利用料も低額です。さらに、世帯主の所得に応じで利用料の免除があります。

入居の際、介護度(要介護1など)の重い方に優先順序をつけてもらえますので、ホーム入居の判断をギリギリまで待ってから、入居を決めると言うことが可能でした。庶民にとっては、救いの高齢者施設なのです。

厳しい現実の中、施設へ入居する意外に方法がない方達は、公的な介護施設から有料老人ホームへと目を向けざるを得ない状況となっています。

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高齢者のQOLとは

介護の現場は年々進んできて、大部屋に病院のようにベッドを並べて過ごしていた生活は終わり、徐々に、個室を持ち生活を行うことが当たり前になっていきます。

介護のやり方いかんによっては、重度の認知症が、中度、軽度にと回復していくこともあると聞いています。

高齢になったから、体が不自由になったからと諦めていた物理的、精神的な豊かさ(QOL)を求め続けること可能な時代に来ているのです。

介護付老人ホームに、多くの民間施設が介入するにつれて、そのサービス内容や施設の在り方から、気づきかされるものがあります。

実際、2時間ほど『ワタミ介護のレストヴィラあざみ野』にお邪魔して、生活する場の提供だけに留まらないような工夫がされていました。介護施設の在り方は、現場で働く方達の創意工夫から生まれてくるのかもしれません。全てのサービスのけん引力は、民間ですよねぇ~。

介護施設ワタミとは

実は『ワタミの介護』の名前は、何年も前から知っていて、市民講座やディサービス、訪問介護、訪問看護、居宅介護支援などを行っているグループです。

一度、市民講座に申し込もうと電話をしましたら、30分で定員枠に達して、受講を諦めた悔しい思いをしています。

有料老人ホームは、関東都市部を中心に8県で展開されています。やはり、先に特養のところで書きましたように入居待ちが多い埼玉、東京、神奈川に施設が集中しています。

レストヴィラあざみ野を見学

あざみ野の駅から19分、家具屋のニトリの脇を左に曲がると、緑の屋根の5階建てのマンションが目に入ります。

石垣の中に足を踏み入れると、まるでホテルの玄関のように広くなっています。

左側には施設の送迎車が何台も止まっていて、『外出時に手間がかからなさそう』って、思いました。事前に渡されたパンフレットによると、ワタミでは、お花見や初もうでなどの行事で、外出するそうです。

通院のためにだけでなく、レクリエーションでも活躍している車達です。あざみ野レストヴィラ

では、いざ中へ入ってみることにします。

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