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親は子供の将来を案じるものです

先日、山本譲二さんのお母様の話を新聞で読み、他人事とは思えない気持ちになりました。親が認知症になって、介護施設に預ける状況になった時、当事者の心理は複雑です。
介護タクシーに乗る高齢者

遠方に住む母の介護に悩む

下関の実家に一人暮らしをしていたお母様の様子が、帰郷の度におかしくなります。さらに、近所の人から、鍋に火をつけたいたまま忘れていたとか、お風呂を空だきしたといった話を聞きます。

認知症の進行に、何とかしなければと焦る気持ちの中で、老人ホームへの入居をどう納得してもらうのか悩みます。
親戚と相談した後、施設への入居が決まっても、東京へ帰る飛行機の中で母へ告げる言葉が見つからなかったと言います。

山本譲二さんは、お母様と合い、腹をくくって話しました。「俺、一つだけ悩みがあるんだ。それはお袋しか解決できないんだ」と切り出します。
お母様は、自分が家を出てホームに入ることに、疑問の言葉をだしたものの「ホームに入れば、譲二の悩みはなくなるの?」といって話を聞いてくれたそうです。

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山本さんが、『悩みがある』と言った瞬間、お母様の背筋がピンと伸び若かったころの表情に戻ったと言います。

同居の話はNOだけど、子供の悩みには耳を傾ける

山本さんは同居の話を持ち掛けても、首を縦に振らなかったお母様ですが、子供の悩みと聞いて素直に反応したのでしょう。
気丈夫なお母様だからこそ、子供の将来を案じるものです。

認知症の親を介護老人施設に預ける時、子供は多くのことを知ることになります。
親が健康であったために、何の心配無く、自らの仕事にまい進できたことにやっと気がつくんですよね。
さらに、『一人前に育った』、『社会で多くの事を成し遂げているのが、一人の力でできた』と信じていた横柄さを、反省出来れば上出来です。

母親の人生に介入することの重みもある

母親のプライドにも気遣うはずですし、母の人生を自らの意思で決めてしまう重みも感じるでしょう。
或いは、施設へ入れざるを得ない状況に自分を責めてしまうかもしれません。

母自身の力で日常生活が難しくなった時、自分にはこれだけの手助けしかできないと、責めてはいけません。

だって、母親のタイプや性格は様々だけど、共通していることは、『親は子供の将来を案じる』ものだからです。

 

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