誤嚥性肺炎の予防を行う

高齢者の死因がガンから肺炎に変わった理由

高齢者の死因の一位がガンからいつの間にか、肺炎に変わっていました。それは、誤嚥性肺炎といって、飲み込みが上手くできずに食べ物が誤って気管に入り込んだり、口の中の細菌が肺に流れ込んだりして生じる肺炎です。歯磨きする高齢者

誤嚥性肺炎は日常生活で予防する

特に、脳血管障害(脳梗塞、脳内出血)や、パーキンソン症候群、アルツハイマー型認知症の方は、嚥下障害(食べ物を飲み込むための機能が衰えて正常に働かない)があって、肺炎を起こしやすくなっています。

誤嚥性肺炎は、日常生活を行う中でも予防することができます。医療機関で肺炎の予防注射を考える前に、先ずは身近なところから予防を心がけると、体にも負担が少なくなるのです。

食べ物に小さくとろみをつける

喉の筋肉や飲み込むための機能が衰えた高齢者は、嚥下障害を起こしやすくいつも咳ばかりしている状態になります。咳で食べ物を戻す力も弱くなると、嚥下しやすい機能性食品や、やわらく刻んでとろみをつけるなど食事を加工します。

実は寝ている時に、気管支から細菌が入る事が多い

横になると、胃から喉へ食べ物が流れやすくなります。食事の後は、一定時間(2時間)は横にならずに座ってもらい、胃液の逆流を防ぎます。

また口の中の細菌も、横になることで気管支へ流れやすくなるのです。寝る前は、歯ブラシか、嫌がるようならうがいをすすめてみます。

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口腔ケアの大切さを理解してもらう

歯周病や食べカスが口の中の雑菌を増やしますので、口腔ケアを促します。歯磨きを嫌がる場合は、特に下記のような対策積極的に取り入れてください。

  • 総入れ歯の方は、入れ歯安定剤を使用して食べカスが口に残らないようにする
  • 入れ歯洗浄剤や入れ歯洗浄器を使用して、雑菌を減らす
  • 歯磨きが困難な方は、液体歯磨きを使用して口の中をすすぐ
  • 歯磨きの時に、歯ぐきのマッサージも同時に行う
口の体操を行う

食べ物が食道を通って胃へ行かずに、気管支をとおって肺の方に行ってしまうのは、飲み込み方が悪いせいです。食べ物を噛みながら、一定の量を喉に流し込む動作の中に、気管支へ行かないようにさせています。正しく食べ物を噛み、正しく飲み込めば、誤嚥をすることはないというのが理屈です。

高齢になると、食べる動作が衰えてしまいます。口の体操を行いつづけることで、肺炎予防を行う事が可能となります。口の体操は、色々ありますが、取り込みやすい動作を下記のあげておきます。

  • 首を前後左右に振ったり、回したりする
  • 舌で左右片方ずつ数秒間、口角に当てる
  • 舌で上下の唇をなめる
  • 口を開けて舌を前方に突き出し、ひっこめる
  • 舌で頬をおし、飴玉をなめているようにする

繰り返しになりますが、高齢者の場合、昼間横になるために、寝ている間に口の中の細菌や、胃の中の食べ物が、気管に入り込み肺炎を起こすケースが多いと聞きました。口腔ケアに配慮して、便利なグッズを利用しながら、予防を行っていくと良いかと思います。

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