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高齢者配食サービスを利用して、ウェルニッケ脳症のリスクを回避

認知症を更に悪化させないためには食生活も大切

核家族化が進み一人暮らしのお年寄りが増えるに従って、心配なのは食事の内容です。体が思うように動かず、食欲も若いころに比べてそれほどありません。味覚も鈍くなってきています。ついつい食べ慣れたものや、自分の好きなものだけを食卓に並べて食べるようになります。魚をさばく高齢者

ビタミンB1不足が招くウェルニッケ脳症

最近よくTVで取り上げられている、高齢者の新型栄養失調は、タンパク質不足が原因だと言うことです。人間の体はタンパク質で作られている以上、定期的にその材料が不足してくると、筋肉や骨が弱くなり、内臓機能も衰えてきます。

一方、ビタミンB1が不足すると、ウェルニッケ脳症という病気になります。ビタミンB1も、高齢者があまり好まない、牛肉やハム、豆類、木の実等に含まれるために、自分だけのために、わざわざ調理してまで食べることをしなくなるのでしょう。悪化すると認知症のような症状になってきます。

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ウェルニッケ脳症は、眼球が外側に動かせない寄り目なったり、歩行が千鳥足になったり、記憶障害、架空の作り話、現状把握(日時やどこにいるのか)ができないといった症状になります。

早期に発見して、病院でビタミンB1を摂取すれば、回復出来る病気ですが、悪化すると「コルサコフ病」という、記憶力が著しく低下する病気に進行してしまいます。

ウェルニッケ脳症は、アルコールを大量に飲む方がなると言われていますが、高齢者の一人暮らしや、インスタント食品の摂りすぎなどでもかかる方がいるようです。

一人暮らしのアルツハイマー型の認知症の方が、食事を作ることができなくなり、毎日インスタント食品ばかりを食べているうちに、アルツハイマー型の認知症の進行と同時に、ウェルニッケ脳症の症状が加わって、さらに認知症を悪化させていくといったこともあります。

一人で暮らしている高齢者が、食事に不自由している様だったら、バランスの良い栄養がとれる高齢者の配食サービス等を利用するように、手配して上げる必要があります。

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