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認知症か、うつか、区別がつかない仮性認知症とは?

真面目すぎることがうつを引き起こす、時にはリフレッシュを

多分世の中の人は、認知症もうつも、同じものだと思っているか、区別がつかないかのどちらかです。症状は似ていますし、家族は言葉や接し方に注意をする方法は同じです。菜の花

認知症とうつの違い

簡単に言ってしまいますと、認知症は頭の中の組織が壊れる病気、うつは脳の元気が亡くなる病気です。うつは、心の風邪とも言われていて、八割の人が一生に一回はうつ病になると言われるほど、多い病気です。

症状が認知症と同じように、幻聴や妄想もみられることから、認知症と間違えられる場合もあります。認知症と区別がつかなということから、仮性認知症と名前がつけられているようです。

高齢者が、うつにかかる時

子供の一人立ちをして、伴侶や親兄弟が次々と亡くなっていくに従って、高齢者がやる気がなくなり、喪失感をもつことから起きると言われています。

原因の多くは、精神的なものですが、薬の副作用や脱水症状、栄養不足などからおきることもあります。

こうした、長期にわたる心のストレスが引き金となって、ノルアドレナリンやセロトニンといった脳内活性物質が、分泌されなくなる病気です。

セロトニンとノルアドレナリン不足が、うつの正体

人は、『ほっと』一息入れている休憩の時間には、セロトニンといった脳内のホルモンが分泌されています。このセロトニンが、不足し始めると、感情に関する情報伝達経路が上手く機能しなくなってくるのです。

ノルアドレナリンは、緊張したりストレスをうけたりして、精神が興奮状態にする神経伝達物質です。何か不愉快なことがあると一時的に、分泌されるノルアドレナリンは、継続して恐怖や不安な状態が続くと、ノルアドレナリンの生産が追いつかなくなります。そして、不足してしまいます。

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ノルアドレナリンは、脳をスッキリさせ、集中力をアップせたり、記憶力を高めたりと積極的に活動を行わせるものですので、不足するとその逆、何もしたくなくなるといった症状になります。

認知症の方もうつになる

高齢者がこうした状態に陥ると、体を動かさなくなり認知症に進行していくと言います。

また、認知症もアルツハイマー症候群の場合は、40~50%の人が抑うつ気分であり、そのうち10~20%はうつ病を合併しているといいます。脳血管障害の方も、約30%はうつ病を合併しています。

つまり、うつと認知症は紙一重であり、一人の人が2つの病にかかっていることもありうるのです。

うつ予防は

仮性認知症(うつ病)にならないための対策は、ストレス発散を上手に行うことです。

一般にうつ病になりやすい方は、真面目で責任感が強いために、精神的なストレスとなると言われています。『ほっと、一息』いれられるように、日常からセロトニン分泌量を増やす努力が有効なのです。

市販されている『うつ病に良い』サプリメントは、セロトニン分泌量を増やす成分が入っています。(医者から抗うつ剤を処方されている方は、サプリメントの利用は控えるべきです。)

セロトニン分泌を促進する方法としては、1日1時間以上は日光にあたることです。セロトニンの分泌が高まることで、睡眠も深くなります。

セロトニンを増やす食べ物は、トリプトファンというアミノ酸が入っている食べ物です。カツオ、マグロ、牛肉の赤み、牛乳などがそうです。

食べ物をよく噛んで食べるということも、自立神経失調症を回避します。自立神経失調症になると、不眠を引き起こしうつ病につながります。アゴを動かし、アゴの筋肉を鍛えることで、視床下部を刺激します。視床下部は自立神経を活性化させる働きがあるのです。

認知症も、うつも明るく克服

たとえ、認知症であっても周囲の人と楽しく過ごして行きたいものです。セロトニンを増やす方法などを、日常生活で心がけていくと、うつ病予防になりますよ。

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