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GPS携帯追跡機能を利用して、お年寄りの徘徊対策を

自覚症状のない迷子だから困ってしまう

認知症の最も困難なことは、本人に全くの自覚症状がない場合です。本人は大丈夫だと思っているのに、周りがとやかく干渉をしてくるので感情を害します。

『道が分からなくなった時のために、衛生利用測位システム(GPS)付きの携帯電話をもってよぉ~』なんて言おうものなら、雷が落ちそうです。

道に迷った高齢者

アナログで育った高齢者には、携帯電話を持たない人が多い

第一、今の高齢者世代はまだ携帯電話を持つ習慣がありません。私が子供の頃は、一家に一台の固定電話であるか、電話がなくて御近所に借りに行ったりするお宅もあったほどです。

電話を持つ習慣がないお年寄りに、携帯電話を持たせることだけでも大変な話です。しかも、アナログ人間なので、ボタンの操作がもたらす、便利と快適ライフとは無縁です。

家の母親は、テレビのチャンネルさえ変えられないんですよ。携帯なんて、とてもとてもできるわけはないのです。

GPS機能がついているドコモで、高齢者を探す方法

ただ、現在GPS機能を使用したサービスには、ドコモにも端末が用意されています。探す側、探される側の双方がドコモの携帯電話を持っていることが条件です。

ドコモの携帯電話に設定してあるアプリケーション、『imadoco?かんたんサーチ』という機能を使用します。探したい相手の登録を、電話番号と探したい相手を特定できる適当なニックネームを入力しておきます。探す時は、あらかじめ登録しておいたリストから選んで、検索ボタンを押すだけです。

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例えば、お年寄りが帰宅しない時、家族が自分の携帯電話から『検索ボタン』を押します。行方の分からなくなったお年寄りの携帯電話には、居場所を検索してもいいかどうかのメッセージが送らてきます。 お年寄りが、『検索を許可する』ボタンを押すことで、居場所を突きとめられます。

もしこの際、探されるお年寄りが、検索を拒否すると、GPSの検索機能は止まります。

その都度、探される相手が許可のボタンを押さなくても無条件に、許可モードにする設定もあります。この時でも、高齢者の携帯電話には、家族が探しているメッセージだけは表示されます。

時代の波に乗ったお年寄りで、万が一携帯電話を持っていたとしても、GPS検索機能付の端末に変えるように、提案するのは容易じゃありません。携帯電話を持つほど、世の中の情勢に敏感と信じている、自分はしっかりしていると考えているからです。

居場所が分かっても、地図を見て現場に足を運ぶ必要がある

仮にこのサービスを利用するとしても、家族が地図を見ながら居場所を、探し当てるのも大変です。お年寄りの無事を心配して動揺があるために、精神的な苦痛を伴います。

いくらGPSと言えども、お年寄りの居場所によって、その精度は異なります。ビルの中や部屋の中など、電波が届きにくいところだとGPSでも判明できないのです。持っているGPS機能付きの携帯電話の種類によっても、精度は異なってくるそうです。

おおよその居場所がわかったら、後は力任せに走り回るしかないのです。

もう少し楽になろうよ

便利そうでそうでもないGPS機能です。もし、GPS機能を使って徘徊対策をとお考えでしたら、居場所を突き止めて、自宅まで連れてきてくれるサービスを頼んだ方が確実です。精神衛生上にも、こちらの方がかなり良くなります。

各地に基地を置いている、セコムならそれを行ってくれます。

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