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ビタミンB12、食品からどうやって摂るといいのか?

脳ビタミンと呼ばれるビタミンB12の役割とは

この頃しじみのサプリメントを良く新聞でみるようになったなぁと思ったら、しじみはビタミンB12を多く含む食品のナンバーワンです。魚を食べる高齢者

食品100gあたりに含まれる、ビタミンB12の量(下記の数値の単位はμg)の上位5つは、次のとおりです。

  • シジミ 62.4
  • 赤貝 59.2
  • すじこ 53.9
  • 牛レバー 52.8
  • あさり 52.4

貝類に多く含まれています。

毎日の食卓に並ぶ食品で含まれているものは、次のとおりです。

  • さんま(焼き) 19.3
  • たらこ(生) 18.1
  • いわし(油漬) 18.0
  • さんま(生) 17.7
  • にしん 17.4
  • いかの塩辛 16.7
  • かつおぶし 14.8

ただ、しじみの広告には、オルニチンという成分で、肝機能を向上させることが目的と書かれています。ビタミンB12は、オルニチンが魅力でクローズアップされているようです。

μg(マイクログラム)の単位は、1μは1000分の1ミリなので、0.0001 mgです。

アルツハイマーとビタミンB12の関係

ビタミンB12とか葉酸とかよく聞きますが、アルツハイマー病に良い影響を与えると言われている栄養素です。アルツハイマーは、脳の委縮が進み、記憶はもとより判断や理解、思考力が徐々に衰えていく病気です。

「脳ビタミン」「神経のビタミン」と呼ばれるビタミンB12には、脳神経繊維どうしをつないでいる「シナプス」を修復する働きがあることが分かっています。さらに、動脈硬化の原因となる活性酸素を除去し、脳の血流を良くする作用もあります。

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詳細は、認知症とビタミンB12の関係の本当のところは?で記載してみましたので、興味があればどうぞ。

水溶性でありながら、ため食いが可能

厚生労働省が定めた、ビタミンB12の所要量は1日24μgです。ただしこれは正常な方で、実際アルツハイマーの治療では、もっと大量に摂取すればそれだけ効果を期待できるようです。この値とビタミンB12を多く含む食品をみれば、容易に食べ物からビタミンB12を摂取できることが分かります。

ビタミンB12は、野菜などの植物には含まれていませんので、しっかり魚を食べることが必要になってきます。

胃の摘出手術をされた方はご用心

手術で胃を摘出してしまった方は、胃から分泌されるタンパク質が体内に吸収する働きをしますので、ビタミンB12を取り込めなくなくなります。毎日ビタミンB12 剤を飲み続ける方法もありますが、3カ月に1回注射を打つと言う方法があります。

上記の事から、ビタミンB12は水溶性でありながら、体内に長く蓄積されるものであることが分かります。通常、ビタミンBやビタミンCは一度に大量に食べても、水溶性のため体内から出てしまうので、毎日少しずつ取り続けることが必要と言われています。

ビタミンB12は、肝臓に蓄積されているものなのです。蓄積される系のビタミンは、体に害を及ぼすものもありますがビタミンB12は、副作用がないといわれています。つまり、ため食いができると言うことです。

上手にビタミンB12と付き合っていく、ヒントになればと考えます。

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