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薬の飲みすぎ、薬の飲み忘れ防止に便利なグッズ

ウォールポケットを利用して、家族全員で服薬チェックを

高齢者の薬は、飲み忘れが許されないのが大半です。粒の薬は、飲み込むのも大変、種類も多く、うまく手でつまめず落として、紛失してしまうこともあります。靴下の裏に何か、ゴロゴロしているものがあると気がついたら、母の薬が落ちていたなんて事もあります。

また、こんなにたくさん飲んで体は大丈夫なのだろうかと、不安になることもあります。無意識のうちに、ついつい飲む回数も減ってしまったりしていませんか?

薬の飲み忘れ防止の投薬カレンダー

自己判断で薬を飲めば後でツケが回る

薬は正しく服用することで効果がでて、間違った服用をすれば、後でつけが回ってきます。

昔のことですが、昼食時は心臓の薬1錠のみで飲み忘れてしまっても、仕方がないと諦めていました。飲み忘れは、月に数回あるかないかだから、「大丈夫」とタカをくくっていたのです。年に1回の健康診断の際、心電図に異変があったようで、薬が更に増えてしまいました。薬の副作用を気にし過ぎて、自己判断で減らしたりすれば、症状の悪化を招くことになります。気になるなら、必ず医師に判断を仰ぐべきです。

母も薬を飲まなかったことを責められるより、誤魔化した方がましと考えていました。飲んだ飲まないに関わらず『飲んだ』と、今でも答えます。服薬管理は、身近な人全員で管理すべきものです。

ウォールポケットの選び方

当記事は現在2018年に書き直ししていますが、2012年に購入した写真のウォールポケットは、今も使用しています。撮り直した写真は、かなり汚れてしまっていますが、何故便利だったのかを説明すれば、服薬管理グッズ選びの参考になると考えました。

6年弱このウォールポケットを使い続けた理由は、次の通りです。

  • 大きくて一目で飲み忘れが分かる
  • 薬を指し込むのに丁度いいポケットの大きさ
  • 2週間単位で通院日の予定がたてやすい
  • 緊急時に取り出しやすい予備のポケットがある

飲み忘れが直ぐに分かる

写真のウォールポケットは、曜日毎、食事単位毎に薬が入れられるようになっています。1回分毎に必要な日数分だけを、ウォールポケットに入れておくことで、当日の食後に薬を飲んだか否かが一目で分かります。

あまりにもシンプルな管理ですが、薬袋の中に入れたままにしておくより、精度が上がります。

服薬管理のグッズで、壁掛け型ではなく、箱が日付け毎に区切られているタイプもあります。これだと確認するタイミングは、薬を飲む時間か、その直後にしか箱を見ません。

服薬状況は、常に目に触れられる状態にあるのが、ポイントだと思います。家族介護の方、訪問介護の方が、ポケットに入れられている薬の数がいつも目に入っている状況です。見える場所に常に置いておくと、意識しなくても異変に直ぐに気がつくものです。

母は、薬を自分のバックの中にしまうことがありました。飲むタイミングの時しか、箱をチェックしなければ、飲んだものとして1回分服薬をしないことになります。常に、目に触れていれたので、薬が無くなった時間を推測することができました。また、バックに仕舞い込んだ薬を、探す手がかりにもなります。

薬を差し込むポケットの大きさ

介護は思いの外、長期戦です。2週間単位に薬を差し込む手間、食後に薬を取り出す手間も、常に介護者に余裕がある時とは限りません。時間がない時、サッと差し込める写真のポケットの大きさに、助けられました。こんな風に4本指が入るくらいの大きさは、超便利。

薬の飲み忘れ防止の投薬カレンダー

高齢者本人がとりだす場合でも、小さなポケットは不便です。

高齢者の体調の変化で、薬を複数の医療機関から貰うこともあります。市販の飲み薬や、サプリメントを利用している方もいるかもしれません(医師の了承を得てください)。ポケットは、余裕のある大きさが必要です。

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2週間単位で通院日の予定がたてやすい

付き添いが必要な介護者の場合、通院日は何をおいても、介護者の予定を優先させるべきです。薬が切れる日を、事前に知っておくことは、介護者の生活を守るために大切なことです。本来ならば、3週間や1カ月が望ましいと考えていますが、その分大きくなり置き場がないので、妥協して2週間で良しとしています。

予備ポケットがある

薬には、毎日欠かさず飲み続けなくてはならないものと、症状があったときだけ飲むものとがあります。症状があった時とは、多くの高齢者が悩む便秘です。さらに下痢をしがち、足腰が傷む時の痛みどめなどが考えられます。薬袋から何包か取り出して入れておくと、いざという時便利です。

また、目薬や塗り薬などの利用もできます。

もっと詳しく知りたい方は、こちらからどうぞ。 ↓

他に服薬管理を便利にする方法

介護は長期戦と書きましたが、複数の薬を飲み続ける高齢者におすすめの方法は、薬局で一包化(いっぽうか)を依頼することです。

下記の写真のように、朝昼晩とそれぞれの袋に、一回分ずつ入れてもらうのです。母の場合、処方箋薬局で支払う金額の1割ぐらいで、やってもらえました。

機械で振り分けられた袋を、薬剤師が目視で再確認してくれています。薬を振り分ける作業でさえも、介護が長いと苦痛になるものですよ。

このように、一回分毎に袋に詰められていれば、外出する時やデイケアを利用する時も持ち運びが楽です。私は、デイケアで母に薬を持たせるのを忘れた際、この薬袋にマジックで母の名前を書いて、玄関で手渡しをしていました。大勢の利用者がいるので、名前を書いておけば安全だと考えたからです。

薬の一包化

長い介護生活、ちょっとの手間でも惜しんで、楽をしませんか?(笑)

服薬管理の介護の位置づけ

訪問介護の提供項目には、「服薬管理」というものがないそうです。そもそも、服薬管理の定義は、「薬の在庫の確認、服薬指導、薬の調整」といったヘルパーの仕事範囲からはずれて、医療行為の一種です。

(平成12年3月17日老計第10号厚生省老人福祉計画課長通知)の中に、管理でなく服薬介助として、身体介護に入っています。

服薬介助は、水の準備→配剤された薬をテーブルの上に出し、確認(飲み忘れないようにする)→本人が薬を飲むのを手伝う→後片付け、確認といった作業です。

日中一人で過ごす高齢者はtであっても、訪問介護士や帰宅後の家族が直ぐに、服薬の有無が確認できる薬の飲み忘れグッズの用意は必須ですよ!!

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