老老介護や認認介護の対策は、毎日の小さな積み重ねでしかない

若いうちから予防、要介護になっても予防、介護人も心の予防

ケアプランセンタ―の様子を母から聞くと、旦那さまが奥さまを、逆に奥様が旦那様を介護を、されているお宅もあるそうです。先日は96歳の方が隣に座ったといって、80を超えたばかりの母は、羨ましそうに話しておりました。高齢者同士の雑談

老老介護、認認介護の問題

日本の少子化の影響で、都心でさえ若い方は少なくなり、今日一日でお会いした方は高齢者ばかりだったなんてことを、日に日に感じます。子供は、仕事の都合で同居がままならず、或いは子供がいないお宅は、夫婦で介護をし合ったり、同年代の兄弟で面倒をみあったりしなくてはならない時代に来ています。

高齢者が高齢者を介護する、「老老介護」の問題はこれから始まります。厚生労働省の調べによると、在宅介護を行っている世帯のうち、介護する側とされる側のどちらも、60歳以上の世帯は、なんと6割だそうです。

老老介護に伴い、認知症の高齢者を介護する側も認知症になる、認認介護も問題になってきているのです。

介護に疲れて、誰かに相談するという策も思いつかないまま、悲惨な事件を引き起こしてしまうという事件も後をたちません。

医療現場の実情

一方、医療現場では、増え続ける老人に対応するために、介護型療養病床、医療型療養病床が削減されてきています。老人の長期入院は、病院経営を圧迫し、医療費を抑えるためにままならない状態になってきているからです。

命にかかわる重大な病気の治療を行う救急病院と、リハビリなどの日常生活を行うために回復期への移行ケアを行う医療機関との住み分けも行われています。否が応にも退院をして、次の病院を探すか、自宅で介護をするかの選択を迫られます。もしこんな場合、介護人にも認知症で判断能力が低かったら、新たなトラブルを心配します。

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次第に、リハビリ病院などの療養型病床と言われている病院で、急性期治療を終えて安定した状態に回復するまで過ごすことも、簡単にできなくなるかもしれないのです。

こういう現実の今、一人ひとりができることは、予防です。現在、社会問題になりつつある認知症の原因解明は、少しづつ行われてきています。老人が寝たきりになる原因とそうなった場合のリスクも、多くのメディアで取り上げられています。

老老介護、認認介護の解決策

自らの健康は自らで守る以外にありません。多くの人間が不得手とする予防!成人病予防ならず、老人病予防です。(笑)

若いうちからのバランスの良い食事と、規則正しい生活、適度な運動といった、昔から言われている当たり前のことが、年齢を重ねた時に大きな差となって現れてきます。

予防を続けても、脳卒中や心筋梗塞で倒れてしまった場合には、それ以上悪化させないケアをし続けるしかありません。

要介護になっても予防

正直母の介護が面倒だと思うこともありますが、『ここでひと手間、ふた手間かけておけば、大きな負担が避けられる』と考えて付き合っています。

転倒防止のために体を必ず支えるとか、定期的に水分を飲むように促す、病院へは歩行器を使って歩いて一緒に行く、ケアプランセンタ―には休まず通って貰うといった、細かなことが自らの介護を軽減させることができるのだと信じているのです。

介護人の心の予防

介護人の心が崩壊しない方法は、老人病の講座でもよく言われていることですが、一人で抱え込まないことです。公共の小さなサービスでも利用するべきです。

素人の人間がおむつを替えるのと、毎日仕事で行っているプロの介護とではコツが違います。1回、プロの作業を目にすることで、今まで腰が痛いと思っていたおむつの交換が、意外に楽な姿勢で行えるようになったなんてこともあるはずなのです。

悲惨な事件を増やさないために、多くの人の声が、老人社会に備えた体制を少しづつ整えていくことになるからです。

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