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高齢者の視力低下は、転倒のリスクになる

強い乱視の私は、メガネがないと縦の線がかけて見えたり、道路の縦のラインが切れて見えたりします。疲れ目がぎりぎりまでに達すると、体のバランスも狂い転びかけます。

高齢者のふらつきやバランス感覚が悪い理由の一つに、視力の低下も少しは関わってきていると感じています。 目薬をつける女性

筋力低下しているのに視力で助けられていた

ことし87歳になる義母は、家の中を歩くのも手すりにぶら下りながらやっとであるのにもかかわらず、太ももの高さの浴槽に、誰の助けも受けずに入っていたと言います。

彼女は87歳で、針に糸を通せるほどの視力の持ち主です。高齢者が転倒する原因のひとつに、視力低下もあるはずです。

白内障への対応に困る

毎日多くの情報を手に入れられる視力の重みは、認知症の方とて同じです。

手術中に動くリスク

白内障の手術となると、局部麻酔であるだけに認知症の方のリスクは高いと言われています。白内障の手術は、目の下を切り、自分のレンズを取り出し、人口の眼内レンズと入れ替えるものです。目の下にメスを入れている時や、眼内レンズを差し込んでいる時に、患者が動くと、目だけに大きな傷害になる可能性が大だからです。

認知症の方は、こうしたリスクがあるために、全身麻酔をするか睡眠剤を投入して、体が動かないようにして手術を行っています。だた、全身麻酔に耐えられる体力があるのか、高齢者にかかる負担も心配です。睡眠剤の場合は、呼吸が止まるリスクもあると言います。

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白内障は、老化現象の一つで、進行を食い止める点眼はあったとしても、回復させるには手術しかありません。人間が外界から得る情報の約8割は眼からで、白内障の術後、認知の症状が和らいだということもあるそうです。そのような話を聞くと、ぜひとも手術をしたいと考えるのが、家族ですね。

術後感染症のリスク

もう一つのリスクは、「術後感染症」です。体にメスを入れて、異物を入れるわけですから、思わぬ拒否反応や感染を起こす可能性はゼロではありません。現在年間100万件行われている白内障の手術で、約0.05%の500件感染症が発生しています。そのうち約3分の1は、失明にまで至ります。

また、術後はほこりよけのメガネをかけ、洗顔も洗髪も禁止されます。無意識に手で目を触らないように、注意する必要があります。

私の母も白内障の手術を行う

実は、つい最近母も白内障の手術をしましたが、この術後感染症予防のために、1日4回、3種類の点眼を続けなくてはなりませんでした。術後目の状態が安定し、感染症の心配が無くなるまで、長くて3カ月ぐらい続ける必要があるのです。

服薬の管理も自分でままならないお年寄りが、白内障の手術を受けてしまうと、点眼の管理がまた一苦労です。

3種類の目薬は、飲み薬用に1度につければよいというものではありません。点眼後に、最低5分は間を開けないと、前に入れたクスリが流れてしまう恐れがあります。キッチンタイマーで5分後にベルを鳴らすなど、工夫が必要です。

認知症の方の白内障手術、はて、どうするべきかは個々の症状に合わせて、リスクを考慮しながらとなるでしょう。

 

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